bKashが見るRippleNetの強み
Swell 2019 Day2に登壇したバングラデシュ発のモバイル決済企業bKashのCEOは、スマホがない送金もRippleNetに対応し、送金が可能になったと述べた。
ブロックチェーンや仮想通貨と相性の良いアンバンクド人口など、より多くの送金需要にリーチできる可能性が見えてきた。
bKashは昨日のRippleが公開した資料で、新しくRippleNetへの参加が判明した企業だ。
バングラデシュではスマホが普及していないものの、bKashは白黒携帯やガラケーでも送金できるソリューションを開発した。
アンバンク(銀行口座を持たない)世代でも携帯電話は持っているため、RippleNetを介して3600万バングラデシュ人にサービスを提供できる。
その上でCEOのKamak Quadir氏は、「バングラデシュでは携帯電話のコストは14ドル(約1500円)。世界において最も民主的なツールだ」と語り、携帯電話とモバイル決済における強みと、送金コストを大幅に低減できるRippleNetの相性を強調した。
これまで取り組みで、銀行を持たない人口の90%はbKashのサービスを通じて金融サービスにリーチできるようになっており、すでに1日あたり670回の送金が発生しているという。
Impressive stats from #bKash: 36M customers, 90% of which are newly banked because of the company, 80% market share in #Bangladesh and 6.7 million transactions per day. Massive impact on the #digitaleconomy in the country. pic.twitter.com/UUYqOfkG6X
— Ripple (@Ripple) November 8, 2019
アンバンクをターケットにサービスを提供すると考えているプロジェクトには、フェイスブック社のリブラプロジェクトやバイナンスのヴィーナスなどもあり、仮想通貨の応用事例で実現しようとする動きが強い。
今後、モバイル端末やQRコードだけで決済を行う世代が主流になると見られる。
Swell 2019閉幕
2日連続のSwell 2019は閉幕となり、次回Swell 2020はロンドンにて開催される予定だ。
以下参加者による撮影。
See you in Swell 2020 London UK #SwellbyRipple #XRPCommunity #XRP pic.twitter.com/3yGbAMWGqc
— 𝙒𝙞𝙡𝙘𝙤 𝘷𝘢𝘯 𝘽𝙤𝙭𝙩𝙚𝙡 (@nuonrg) November 8, 2019