Bittrex、制裁対象国ユーザーの資金返還へ
米大手仮想通貨取引所Bittrexが、経済制裁の対象国に居住していたために凍結されていたユーザーの資金を返還する予定であることを明らかにした。
以前BittrexのユーザーだったZiya Sadr氏がTwitterで報告した情報によると、同氏はBittrexからいくつかの条件のもとで資金を返還する旨のEメールを受け取ったという。
what @BittrexExchange did was wrong and they can't make it right even if they give back the holdings.
— Ziya Sadr (@Ziya_Sadr) November 8, 2019
keep this in mind
Not your keys, Not your coins!
BittrexからのEメールには米国の財務省外国資産管理室(OFAC)による禁止のためサービスは提供できないが昨年5月に凍結資金のユーザーへの返還を申請し、この度認可された旨が記載されている。
また返還の条件として、イラン、キューバ、クリミア、シリアなど経済制裁対象国・地域以外の仮想通貨取引所でのアカウント作成やBittrexサポートアカウントの作成、引き出し下限額などがある。
この件についてSadr氏は以下のように続けてツイートしている。
Bittrexのやったこと(資金の凍結)は間違っていたし、返還しても正当化されるものではない。
この言葉を胸に刻め。
「あなたの秘密鍵ではないし、あなたのコインでもない」