普段の生活の中でポイント還元は様々なサービスやショッピングなどで導入されています。
これは販売店だけでなくクレジットカードなどのキャッシュレス決済などでも受けられますが、現在は期間限定の還元制度により、多くのポイント還元が受けられる状態です。これには対象店舗でのキャッシュレス決済の利用が必要ですが、このお得な制度について紹介していきます。
ポイント還元率とは?計算方法をチェック!
まずポイント還元率について紹介します。
ポイント還元とは、ショッピングなどでクレジットカードなどキャッシュレスによる支払いを行った場合、利用額に応じてポイントで還元されるシステムです。
例えば100円利用するごとに1ポイントとして還元されるのであれば、その還元率は1%です。
200円で1ポイント還元されるポイント還元率0.5%が一般的で、1%や2%還元されるものは高還元率として扱われます。
つまり還元率のお得さ判定基準は0.5%より高いかどうかだと考えていただくと良いです。
一般的と紹介したのは、この還元率は特定の条件をクリアすることで、還元率がアップするものもあります。
例えば指定されたポイントモールやポイントサイトを経由することで、還元率がアップするといったキャンペーンが設けられています。
還元率を上げたい、お得に買い物をしたいのであれば、このようなキャンペーンを利用するのも手です。
ポイント還元と消費税
このポイント還元ですが、先述したように利用額に応じて決められます。
つまり利用額である以上、増税の影響を少なからず受けます。
これにより国の方針により、消費税増税に伴って開始日の2019年10月1日から2020年6月末まで、各販売店など対象店舗で登録されているキャッシュレス決済で支払いを行った場合、最大で5%のポイント還元が受けられる事業が行われています。
これが「キャッシュレス・ポイント還元事業」です。消費税増税による消費者、そして販売店の負担をポイント還元で限定的に緩和した政策とも言えます。
キャッシュレス・消費者(ポイント)還元事業
キャッシュレス・ポイント還元事業は上述したように、対象店舗でキャッシュレス決済を行った場合に、ポイント還元を受けられるシステムです。
これは対象店舗に登録されているキャッシュレス決済ですが、最大5%の還元を受けることができます。
各店舗でどのキャッシュレスが登録されている方は事前に調べておく必要がありますが、基本的には以下の4種類が決済手段です。
・デビットカード
・電子マネー(プリペイド)
・QRコード
対象店舗には決められたマークが付いています。店舗にはポスターが貼られており、地図アプリやインターネットでの検索でも調べることができます。
フランチャイズチェーン店やガソリンスタンドでは2%、中小・小規模の店舗では5%の還元が基本的には設定されていますし、Amazon(アマゾン)や楽天などのECサイトも対称店です。
ポイント還元の対象店舗
ポイント還元対象店舗ですが、全国でもすでに多くのお店が参加しているため、その数は膨大です。
中小や小規模の店舗が主な対象で、その地域にしかないお店も存在しますが、フランチャイズで言えばマクドナルドなどの飲食店やセブンイレブン、ミニストップ、ファミリーマートなどのコンビニなど日常的に利用できそうな店舗も含まれます。
また大型ではありますが、イオンモールなども一部参加している店舗もあるので、よく行くお近くのショッピングモールが対象か調べてみる価値はあるかもしれません。
クレジットカードのキャンペーンでポイント還元
クレジットカードでのポイント還元キャンペーンは対象のクレジット会社によってキャンペーンの内容が異なります。
基本的にはキャッシュレス・ポイント還元事業によって2%や5%のポイント還元が受けられるのですが、それに加えてキャンペーンを利用することで、さらに多くのポイントが還元されるキャンペーンが行われています。
例えばdカードであればキャッシュレス・ポイント還元事業で最大5%に加えて、キャンペーンで5%還元されるので最大10%もの還元を受けることができます。
他にも新規加入で20%もの還元が期間限定で受けられるキャンペーンや、通常のポイント還元が0.5%から4%にまで上がるキャンペーンを行っているクレジットカード会社もあります。
スマホ決済のキャンペーンでポイント還元
クレジットカード同様に、スマホ決済でもポイント還元のキャンペーンを行っているところはあります。
PayPayではキャッシュレス・ポイント還元事業での5%に加えて、PayPayからも5%のポイント還元が受けられるキャンペーンが行われています。
つまり最大10%の還元が受けられます。ただし付与上限など条件が設けられているので注意は必要です。
ポイント還元はいつ反映される?
このように現在、各種サービスの通常のポイント還元だけでなく、より多くのポイントが獲得できる期間ですが、いつポイント還元が反映されるかというのも気になります。
これは利用するキャッシュレス決済、そしてその決済に使用したものごとに違います。
キャッシュレス・ポイント還元事業の場合
キャッシュレス・ポイント還元事業を利用する場合、そのポイント還元の時期は異なります。
それぞれ設定されている反映時期は、基本的には利用した月の翌月や翌々月の決まった日付、あるいは1年間で決まった月に反映されます。
以下で代表的な決済方法の反映時期についてまとめました。
キャッシュレス決済の種類 | 対象決済方法 | 反映時期 |
---|---|---|
クレジットカード | イオンカード | 利用月の翌々月請求時 |
JCBカード | 利用月の翌月請求時 | |
三井住友VISAカード 三井住友マスターカード |
利用日から翌々月請求時 | |
楽天カード | 利用月の翌々月 | |
電子マネー
/プリペイドカード (交通系) |
PASMO | 1月、4月、7月
(※指定された場所へ行き、PASMOにチャージする必要有) |
Suica | 利用月の翌月上旬 | |
電子マネー
/プリペイドカード (交通系以外) |
nanaco | 利用月の翌月15日 |
WAON | 利用月の翌月20日頃 | |
QRコード | LINE Pay | 決済時等 |
PayPay | 翌月20日前後 | |
d払い | 翌々月目途 |
各社キャンペーンの場合
各社のキャンペーンによるポイント還元も反映されるタイミングは異なります。
先ほど例に挙げたdカードのキャンペーンでは利用した月の翌月末に反映されますし、PayPayであれば決済利用月の翌月20日前後の反映されます。
キャンペーンを利用する際は反映されるタイミングも先に調べておく必要があります。
ポイント還元を活用しよう
ポイント還元はこれまでも様々なサービスで行われていましたが、消費税増税などを受けて今最もポイント還元率が高まっていると言えます。
2%の増税は生活としては痛手ですが、そこで支払わなければいけない分、ポイント還元の制度を上手く利用して、お得に買い物しなければ損をします。
期間限定ではありますが、2020年6月末まではキャッシュレス・ポイント還元事業や各社キャンペーンのにより多くのポイント還元を受けられる可能性があるので、活用できそうなものはどんどん行っていくことをおすすめします。