韓仮想通貨取引所からの流出ETH、外部ウォレットへの拡散送金
韓国の仮想通貨取引所Upbitから流出したイーサリアム(ETH)が、外部のウォレットに移送が開始されたことがわかった。
大口のトラッキングを行うWhale Alertが、ハッキング資産の移動を報告した。イーサリアムブロックチェーン上でも資産残高がほぼ0になっていることが確認できる。
109,270 #ETH (16,518,370 USD) of stolen funds transferred from Upbit Hack Nov 2019 to unknown wallet
— Whale Alert (@whale_alert) November 28, 2019
Tx: https://t.co/FWQyoZXyH6
報告された20時45分から記事執筆時の50分までの5分間の間に約100,000ETHが計3回送金されており、ハッキング時の資産にみられる分散送金が確認されている。
Upbitは27日、342,000ETHの不正流出を発表。ハッキング被害で不明なウォレットへの送金を確認したと報告した。
流出したイーサリアムは、約1日に渡って、流出後のウォレットから移動されることがない状況が、イーサリアムのエクスプローラーから確認されていた。
移動が確認されたことで、イーサリアム市場は警戒する可能性はある。
トラッキング技術が整っているイーサリアムのブロックチェーンで今後どのようなルートを辿るか、注目度は高い動きとなる。
なお、大手Binanceなどからは、自社取引所に該当資産が着金した場合、凍結措置を行うと報告している。