欧州委員会で仮想通貨の新規制を導入欧州委員会のVPがEUにおける仮想通貨の取り扱いに関する新たな規制を導入したい提案。とりわけ、フェイスブック社のリブラについて、競争力を妨げる脅威になりかねないと懸念している。欧州委員会で仮想通貨の新規制を...

【墨汁速報】ビットコインデリバティブBitMEX 同社の投資家により約325億円の訴訟を起こされる

イーサリアム上のDeFi、Maker DAOのコントラクトにより発行されるUSDにペッグするステーブルコインのDAIは、プロコトルの一部により提供される金利のDSRが7.75%に引き上げ。この年利は株式における年間のリターン平均を上回るパフォーマスとなる。

 

Maker DAOのDSR再度引き上げ

Maker DAOの新たにローンチしたETH以外にERC20トークンを担保とすることができるMCD(マルチコラテラルDAI)では、DAI価格を1USDへのペッグを安定させるためのガバナンスの一つ、DSR(DAI Saving Rate)がある。これはDAIをコントラクトにロックすると、DAI発行者が払う安定化手数料から捻出された金利を受け取ることができるというものだ。

MCDローンチ時は2%であったが、4%、6%へと引き上げされ、2020年1月に入り7.75%まで引き上げされた。現在Maker DAOによると、DSRには約1億DAIの発行数に対して48%となる4867万DAIがロックされている。

 

出典:Oasis

 

米株のパフォーマスを超えるDAI金利

現在のDAIのDSR金利では、米株の年間のリターンをも超えるという。通常米株におけるリターンは平均的に6%前後となっており、このパフォーマスを超えるときもある。だが2008年の金融危機では約70%もの下落を記録しており、これらのパフォーマスから考慮するとDAIのDSRは非常に高い金利を持つことになるのだ。

だが日本人投資家にとってDAIのドルペッグは、いわばドルのロングをしていることと同じとなる。イランと米国との緊張や、リセッション懸念などにより不安定なドルをロングすることはリスクが高いと言えるが、逆に言えば年間で7.75%までの下落が許容範囲であるとも言えるだろう。

現在DAIの安定化手数料は9%となっており、DSRの金利はこの手数料から捻出されている。これらはMaker DAOのERC20トークンであるMKR保有者によるオンチェーンガバナンスにより決定されており、MKR保有者のインセンティブから今後10%を超える可能性もあるといえるだろう。

 

関連記事:【墨汁速報】Maker DAO MCDのイーサリアムの債務上限を引き上げ、DSRの年利が2倍に

 

墨汁速報@コインチョイス その他仮想通貨の最新時事ニュースはこちら

 

参考:DAI Savings Account Now Beats Stocks

おすすめの記事