ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所Geminiは、仮想通貨や株などのリアルタイムチャートを提供するTrading Viewを完全統合したと発表。Geminiユーザーはビットコインやイーサリアムの取引をTrading Viewを介して直接取引をすることができるようになった。
GeminiのTrading View統合
仮想通貨取引におけるチャートツールは、Cryptowatchが2016年前後までは人気であったが現在はTrading Viewが最も使用されているチャートツールと言えるだろう。多彩なインジケーターや描画ツールに加え、Trading Viewのチャート自体はGithubで公開されていることから、各取引所は自社で導入することが可能となっている。
対してGeminiのようにTrading Viewを介してGemini内のビットコインやアルトコインの取引が可能なTrading View完全統合は仮想通貨取引所として世界初となる。Gemini経営企画部のMarshall Beard氏は
「このようなプロダクトやサービスへの投資は、投資家と仮想通貨産業の促進となると信じており、将来的にも継続して対応していく」
と述べている。
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Trading Viewからの簡単直接取引
GeminiでのTrading Viewを介したビットコインなどの売買は非常に簡単であるとしており、まずTrading Viewを開いた後に、下にあるTrading Panelをクリック。取引所の選択が出てくるので、Geminiのロゴをクリック。
出典:Gemini
そしてTrading View上でGeminiのアカウントでログインするだけとなっている。このようなツールの統合は現状の仮想通貨取引所では乏しく、特に日本では売買サービスの提供のみが主軸となっている。今後このようなツールの統合により、既存金融のようなユーザビリティの向上が今後の仮想通貨の課題だと言えるだろう。
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