ノボグラッツ氏ら著名アナリストがビットコイン(BTC)価格の強気相場を予測

2020年初めから今日までの数週間、ビットコイン(BTC)価格は7,000ドルから1万ドル(約110万円)を突破して、40%も跳ね上がっています。投資家は19年の弱気相場から一転して新たな強気相場の再現を期待しています。その期待を支えるのは、マイケル・ノヴォグラッツ(Michael Novogratz)氏ら何人かによる強気相場再来の予測です。

ノヴォグラッツ氏がビットコイン(BTC)の強気相場を強調

ゴールドマン・サックスの元パートナーでベンチャーファンドのギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)の創業者兼最高経営責任者(CEO)であるノヴォグラッツ氏は、強気相場の再現を信じており、ビットコイン価格は上昇し続けるだろうと、ブルームバーグ(Bloomberg)との最近のインタビューに答えました。

ノヴォグラッツ氏はこの10年間、ビットコイン市場を深く考察して、ウォールストリートに大きな影響力を行使してきました。多くの投資家が日常定期的に、仮想通貨の動向について同氏の見解を聞いてきたといわれます。

ビットコイン(BTC)の価値と希少性を証明

ブルームバーグは最近、「億万長者のビットコイン専門家」であるノヴォグラッツ氏との独占インタビューに応えて、ビットコインに楽観的な見方を示しました。

ノヴォグラッツ氏がまず指摘するのは、米国経済の大きな流動性と米ドルの価値の低下です。米連邦準備制度理事会(FRB)やその他世界の中央銀行が、法定通貨のインフレを招き、ビットコインの希少性が証明される環境を創り出すことになると強調します。ビットコインがデジタルゴールドもしくはデジタルの価値の保存になっているというのです。

そしてさらに、投資家がビットコインを購入するため利用できるインフラストラクチャーの成長に注目しています。事実フィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)、ING、インターコンチネンタル・エクスチェンジ(Bakktを通じて)やその他の主流金融機関は、ビットコインに投資を始めています。

ビットコイン(BTC)予想価格は2万ドルまで

ビットコインの価格についてノヴォグラッツ氏は、過去にCNNとの2019年のインタビューで、20年末から21年初めにかけて大きく上昇すると予測、20年初めには過去最高の2万ドルを更新すると発言していました。同氏はまた、ツイッターr上の「2020年予測」との見出しで、ビットコイン価格は20年末までに1万2000ドルで終わるだろうと、これまでの予測からややトーンダウンしてた内容を投稿しています。

一方、ニューヨークの市場調査会社ファンドストラット(Fundstrat)の共同創業者であるトム・リー(Tom Lee)氏も1月下旬、CNBCの番組「Fast Money」で、ビットコイン価格が100%値上がりする要因として次の3点を挙げています。

  • 20年11月の米大統領選挙に当たって、ビットコインへの規制圧力が緩和される
  • 20年5月にBTC半減期を迎えて、ビットコインのインフレ率は50%下落する。
  • 特にイランなど地政学上の緊張が高まる

リー氏は関連して、仮想通貨に関するクライアントの関心は高まっているとのファンドストラット社の見方を紹介しています。同社はリサーチ会社ですが、クライアントの現在の最大の関心事は、ほかでもないビットコインに対する投資意欲の増大であると述べています。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
2020 Bullish for Bitcoin: Mike Novogratz on BTC “Prospects Extremely Strong”

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