これまでかなり複雑だったワイモバイルは料金プランをリニューアルし、プラン形態が大きく変化しました。
今回は、そんなワイモバイルの料金プランはどのようになものになっているのか、そして今現在契約中のプランから変更する際に注意すべきポイントはあるのかなどを解説します。
ワイモバイル(Y!mobile)とは?
ワイモバイルとは格安スマホ・格安SIMといったリーズナブルなプランや端末を用意している通信キャリアサービスです。
サービス自体は2014年から始まっており、他の通信キャリアサービスと比べると比較的新しいサービスに分類されます。
auやdocomoなどの大手キャリアと比べると歴が浅いワイモバイルですが、その実態はソフトバンクのサブブランドです。そのため、ワイモバイルが利用している回線はソフトバンクのものであり、事実上大手3大キャリアと同じ品質の通信回線を利用できるサービスとなっています。
ワイモバイル(Y!mobile)の料金プランの特徴
以前までのワイモバイルはワンキュッパ割や家族割プラン、シェアプランなど金額や条件の異なるプランがたくさんあり、結局取ればいいのか分からない問題がありました。
ですが現在は一部のプランが完全になくなり、スマホベーシックプランに統一されました。
プランS | プランM | プランR | |
---|---|---|---|
基本月額料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
新規割適用月額料金(6ヵ月間) | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
月間通信量 | 3GB | 9GB | 14GB |
国内無料通話 | 1回10分以内 | 1回10分以内 | 1回10分以内 |
期間限定キャンペーンなどを併用し月額料金を安くする方法はありますが、スマホベーシックプランは何重にも割引されて複雑になるということはなく、わかりやすいプランになっています。
そのため、プランを複雑に組み合わせる料金シュミレーターもなく、直感的にプランを選択することが可能です。
なおかつ最上位プランで一切割引されていない状態の月額基本料金も4,680円と5,000円を下回っているため、大手キャリアと比較すると非常にコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
おうち割・家族割引サービスを使えばもっとお得に
ワイモバイルはおうち割・家族割引サービスの条件を満たすことで月額料金がさらに500円安くなります。
年間にすると6,000円も節約できるため、非常にお得でしょう。
最低利用期間・解約金がない
ワイモバイルには最低利用時間や解約違約金が定められていません。
そのため、1ヶ月目でいきなり解約することもできますし、他にいいキャリアサービスが見つかったらMNP転出してすぐに乗り換えることも可能です。
契約済みのスマホプランは注意
今はもう新規契約できませんが、従来のスマホプランには最低利用期間と解約違約金が定められています。
そのため、すでにワイモバイルを利用していてなおかつスマホプランを契約している場合は解約違約金に注意してください。
詳しくは後述していますが、機種変更をした上でスマホベーシックプランにプランを変更した場合は解約違約金が発生しないので、更新月以外のタイミングでスマホベーシックプランに切り替えたい場合は機種変更する時期に合わせると良いでしょう。
学割がお得
学生の場合、学割キャンペーンを利用して毎月の基本料金を安くできます。
特に注目すべきなのは、学割の条件を満たせる学生だけでなくその家族全員分の基本料金も割引されるということです。
つまりワイモバイル学割条件を満たす高校生が1人、大人2人の合計3人全員がワイモバイルを利用していた場合、3人分の月額基本料金が最大13ヵ月1,000円割引されます。
この場合、合計すると年間36,000円とかなりオトクになるため、家族に学生がいる方はぜひ利用しておきたい制度でしょう。
ワイモバイル(Y!mobile)の料金プランの変更方法
ワイモバイルで料金プランを変更する場合、スマートフォンとパソコンからとでは手順が少し異なります。
スマートフォンの場合
② 上部メニューの[契約確認変更]もしくは[料金プランの変更]をタップ
③ 表示された手続き表の下にある[料金プランの変更]をタップ
④ 変更先の料金プランを選択し、後で確認する方法を選択。その後[変更内容を確認する]をタップ
⑤ [申し込み]をタップしたらプラン変更手続き完了です
パソコンの場合
② マイページトップの[ご契約内容の確認]をクリック
③ 表示された料金プランの右側にある[変更]をクリック
④ 変更先の料金プランを選択。この際必要に応じてオプションサービスに変更しましょう
⑤ そのまま案内に従って手続きを進めたら変更手続き完了です
分からない場合は来店してプラン変更を
インターネットからプラン変更する方法がイマイチわからない、パスワードを忘れてMy Y!Mobileにログインできない場合は、ワイモバイルの実店舗に使用中の端末を持ち込んでプラン変更手続きを行いましょう。
お店で変更する場合別途事務手数料が発生することがありますが、わからない場合のお店でをスタッフに対応してもらうのが一番です。
ワイモバイル(Y!mobile)の料金明細を確認する方法
ワイモバイルはいつでも使用料金の明細を確認することが可能ですが、事前に利用明細サービス(月額200円)を申し込む必要があります
ワイモバイルを契約するときに申し込むのを忘れた場合は、直接ワイモバイルショップを訪れて申し込むかワイモバイルカスタマーセンターに電話して申し込むようにしましょう。
利用明細サービスを契約中は、以下の手順で確認できます(PCのみ)。
② [オンライン料金案内]をクリック
③ [明細書の確認]をクリック
④ 通話料・パケット通信料など確認したい項目の右にある[次へ]を押したら詳細な料金明細を確認できます
ワイモバイル(Y!mobile)で料金プランを変更する際の注意点
ワイモバイルはスマホベーシックプランのアップグレードやダウングレード、従来のスマホプランからスマホベーシックプランへの変更を自由に行なえます。
ですが、いくつか注意しなければならないポイントがあるので紹介します。
事務手数料が発生する
プラン変更する場合、必ず事務手数料は発生します。そのため、Web上で簡単に手続きだけして翌月から支払う基本料金が変わるだけというわけではありません。
どのプランを変更する場合でも契約変更時の手数料として3,000円かかってくるので注意しましょう。
割引価格が変動する
シェアプランのセット割やおうち割ひかりセットを使って基本料金の割引を受けていた場合、プランの変更によって割引価格が増減します。
プラン変更後の割引価格は各プランに設定されている割引金額に変更されますので覚えておきましょう。
もう一つ注意しなければならないことがあります。それが現在のプランより下位のプランに変更し、その後上位プランに変更した際です。
この場合、下位プランに変更すると割引金額が減額されますが、そのあと上位プランに戻した際には割引金額が増額されません。
下位プランから上位プランに引き上げる場合であれば割引金額は増加しますが、上位プランから下位プランに変更してまた上位プランに戻すという変更は、割引金額が元に戻らないので注意してください。
スマホプランからの変更の場合は契約解除料が発生する可能性がある
従来のスマホプランは解約違約金と最低利用期間が設定されており、更新月以外のタイミングでプランを変更しようとした場合契約解除料の支払いが必要です。
スマホプランから他のスマホプランに変更する場合であれば契約解除料は発生しませんが、スマホプランからスマホベーシックプラン変更した場合は発生する場合があります。
ただし、ワイモバイルを2年以上継続して利用しているか、スマホベーシックプランへの変更と同時に機種変更を行う場合は契約解除料が発生しません。
ですので、スマホプランから新しいスマホベーシックプランに乗り換える場合は2年以上ワイモバイルを使った後か機種変更のタイミングで変更するようにしましょう。
ワイモバイル(Y!mobile)は料金プランが非常にお得
ワイモバイルはスマホベーシックプランで統一されていますが、シンプルかつ基本料金も高くないので非常にお得でしょう。
これまでありがちだったのが、基本料金の割引を受けるためにさまざまの有料オプションに加入し、結果的に支払い総額が高くなってしまったという悪いケースです。
ですが、スマホベーシックプランはそのような複雑なオプションによる割引はないため、プランの切り替え新規契約どちらもお得かつ無駄に損してしまうことがありません。
ワイモバイルのスマホベーシックプランが気になる方は一度検討してみてはいかがでしょうか。