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イーサリアム2.0の最新情報がイーサリアムファンデーションによって公開された。ETH2 Quick Update No.12によると、デポジットコントラクトのセキュリティ強化や公式のマルチクライアントテストネット”Altona v0.12”について言及している。

デポジットコントラクトのセキュリティ改善

イーサリアム2.0のデポジットコントラクトは、バリデータとなるための最も重要なコントラクトだ。イーサリアムファンデーションによると、イーサリアム独自のプログラミング言語であるSolidityで書かれたETH2デポジットコントラクトを新たに公開。この最新版デポジットコントラクトでは、Runtime Verification社によって2020年1月公開された形式監査で修正されたものよりさらにセキュリティが向上しているという。

デポジットコントラクト自体は、Solidityと同様にイーサリアムコントラクトの開発言語”Vyper”で書かれていた。Runtime Verification社の監査でVyperには様々なバグが発見され修正されていたが、ConsenSysなどによるVyperコンパイラーのセキュリティ調査で別のバグが見つかったことにより、セキュリティ懸念が増したことでSolidityで再度書き換えたという。

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ETH2公式テストネット”Altona v0.12″

イーサリアム2.0フェイズ0のローンチの大前提である公式のマルチクライアントテストネットは、”Altona”と命名されている。Prysmatic LabsのオニキステストネットではすでにETH2のv0.12を実装しており、現在はLighthouseやTeku、Nimbusなどのイーサリアム2.0クライアントが実装に取り組んでいる段階だ。

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各クライアントごとの実装はコードベースや目標が異なるため、実装は簡単に行うことができるわけではなく、公式のマルチクライアントテストネットは時間を有している。仕様のアップデートには時間がかからないが、セキュリティ面や機能の最適化などに時間を割く必要がある。

Altonaテストネットは6月末にローンチ予定

Altonaテストネットは1週間以内のローンチを予定しており、6月中にはローンチする予定だ。Beacon Chainの起動に必要な最低バリデータ数は、メインネットと同様に16,384バリデータが必要となる。つまり約52.4万ETHがステーキングされる必要がある計算だ。

またAltonaテストネットではVyperのデポジットコントラクトではなく、セキュリティ改善したSolidityで書かれたデポジットコントラクトを使用する。先日行われたOKEx主催のETH2 AMAでの予定と同様となっており、イーサリアム2.0のローンチは予定通りにいけば2020年11月~2021年初旬にはなりそうだ。

 

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参考:eth2 quick update no. 12

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