U-NEXT（ユーネクスト）で人間失格太宰治と3人の女たちを観る方法は？

BITDAYS編集部

太宰治は、左翼活動での挫折後に自殺未遂や薬物中毒を繰り返しつつも、第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した小説家です。

その太宰治の名作として名高い人間失格をテーマとしつつ、太宰治の人となりに迫る作品である「人間失格太宰治と3人の女たち」がU-NEXTで視聴可能です。

この記事では、人間失格太宰治と3人の女たちのあらすじや魅力を紹介します。

人間失格太宰治と3人の女たちとは？

人間失格太宰治と3人の女たちは、有名な演出家である蜷川幸雄さんの娘である蜷川実花さんが監督を手掛ける作品です。元々は写真家として有名な存在でしたが、映画監督としてもこの映画を含めて4作品手掛けています。
脚本は紙の月の早船歌江子さんが手がけて、豪華キャストが登場する映画としても有名です。

太宰治という人間の特徴や、名作である人間失格がどのようにして誕生したかをこの映画で知ることができます。

人間失格太宰治と3人の女たちの登場人物

主人公は、小栗旬さんが演じる実在する名作家である太宰治です。

また、正妻の美知子を宮沢りえさんが、静子を沢尻エリカさん、富栄を二階堂ふみさんが演じています。タイトル通りこの3人の女性も、ストーリーに大きく関わってきます。

その他、坂口安吾を藤原竜也さんが、三島由紀夫を高良健吾さん、その他成田凌さん、千葉雄大さん、瀬戸康史さんら豪華キャストで話題を呼びました。

実在する人物、そして実話をベースとした作品である点にも注目です。

人間失格太宰治と3人の女たちのあらすじ

すでに名作家として知られていた太宰治ですが、身重の妻である美知子と2人の子どもがいるのに、恋の噂が絶えることがありませんでした。また、自身の自殺未遂を繰り返すという破天荒な生活を送っていたのです。

弟子でもある作家志望の静子や、未亡人の富栄という2人の愛人が正妻をめぐって、数々のスキャンダルを巻き起こすのです。

太宰治は、支持者である静子と関係を持ち続け、静子の日記をもとにして斜陽を生み出します。斜陽はベストセラーとなって社会現象を巻き起こすことになりますが、文壇からは内容を批判されたのです。

太宰治は、本当の傑作を追求することを目指し始めますが、未帰還の夫を待つ身の美容師である富栄と知り合います。次第に富栄とも関係を持ち始めますが、太宰自身は結核に蝕まれていき、また酒と女に溺れる自堕落な生活を続けます。

そんな中でも、妻である美知子は忍耐強く支え続けて、やがて彼女の言葉が糧となり人間失格の作成に取り掛かるのです。

U-NEXT（ユーネクスト）で人間失格太宰治と3人の女たちは観られる？

人間失格太宰治と3人の女たちは、2019年に公開された映画となります。U-NEXTでは、フル動画を550円で視聴することが可能です。

U-NEXT（ユーネクスト）で人間失格太宰治と3人の女たちを観る方法

U-NEXTで人間失格太宰治と3人の女たちを観るにはまずは会員登録をしましょう。

U-NEXT（ユーネクスト）の登録方法

U-NEXTを検索し、公式サイトにアクセス

※スマホの場合は、アプリで公式サイトにアクセスするか、アプリをダウンロードします。

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無料期間終了日や、月額料金、特典、解約方法なども記載されているのでしっかりと読みましょう。

U-NEXT（ユーネクスト）は人間失格に関連する電子書籍も読める！

人間失格太宰治と3人の女たちは、オリジナル作品ですので小説版はありません。

人間失格太宰治と3人の女たちをテーマとした電子書籍として、人間失格が読めます。人間失格は、鬼才として名高い古屋兎丸さんが、太宰治へのリスペクトと綿密な取材をふまえ描いた新人間失格となっています。

U-NEXT（ユーネクスト）で観られる人間失格太宰治と3人の女たち好きにおすすめの作品は？

U-NEXTでは、数多くの映画を視聴することが可能です。また、人間失格太宰治と3人の女たちと似た映画も多く視聴できるのです。

特におすすめしたい作品としては、以下の3作品があります。

終着駅トルストイ最後の旅

終着駅トルストイ最後の旅は、ロシアを舞台とした映画です。歴史に残る名作である戦争と平和やアンナ・カレーニナで有名な作家レフ・トルストイをテーマとした映画となります。

レフ・トルストイは、日本の文壇で活躍している多くの人気作家にも多大な影響を与えている小説家として有名です。

人間失格太宰治と3人の女たちと同じく、実在する文豪をテーマとした映画としても知られています。

ソフィヤ役を演じたヘレン・ミレンと、トルストイを演じているクリストファー・プラマーは、この映画でアカデミー主演女優賞と助演男優賞にノミネートされました。

終着駅トルストイ最後の旅のあらすじ

トルストイは、戦争と平和において500人以上もの登場人物がいますが、すべてにリアリティをもたせた徹底的な描写など、卓越した技術を駆使して執筆していた天才です。

ただ、終着駅トルストイ最後の旅で描かれているのは、ピーク時ではなく死に直面している晩年の姿となります。歴史に刻まれる名作を書き上げた超人ではなく、気難しい1人の老人であるトルストイは、長年連れ添った妻と一言では言い表せない複雑な愛憎が交じった関係性を続けていました。

変人とも評されるトルストイと、トルストイを愛するために嫉妬などの感情に振り回される妻ソフィヤが織りなすドラマが描かれています。

カポーティ

カポーティは、フォックスキャッチャーなどで知られるベネット・ミラー監督の長編映画デビュー作です。

人間失格太宰治と3人の女たちと同じく、実在する作家のトルーマン・カポーティを描いた作品となります。また、太宰治と同じようにトルーマン・カポーティの末期は堕落した人生を送っているという共通点もあります。

主演を努めたフィリップ・シーモア・ホフマンは、この作品で第78回アカデミー賞の主演男優賞を受賞したことでも有名です。

カポーティのあらすじ

アメリカを代表する作家であるカポーティが、代表作となった冷血を取材して書き上げるまでを中心にして描いています。
冷血は、実際に起きた一家惨殺事件を題材にしたノンフィクション作品となります。

事件をノンフィクション小説の題材することに決めますが、取材を進める中で自分と同様に子供時代に家族に見捨てられた死刑囚と友情が芽生え始めます。死刑執行によって事件が完了して、小説を早く完成させたい自分と死刑囚を友として助けたい自分の間でカポーティの気持ちが大きく揺れ動くのです。

次第に精神的に疲弊していき、この作品の後は長編を発表することのないまま荒れた晩年を過ごして亡くなることになります。

ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ

ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐは、名編集者であったパーキンズを描いた作品です。

パーキンズは、トーマス・ウルフやヘミングウェイ、フィッツジェラルドをも発掘したことで有名です。原稿に助言するだけでなく、作家の悩める人生の心優しい伴走者としても有名な存在でした。

人間失格太宰治と3人の女たちと同様に、名作家とその周囲を取り巻く人物像を描いた作品となります。

また私生活を犠牲にする点や、悪評に苦しむシーンなども人間失格太宰治と3人の女たちと似た雰囲気があります。

ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐのあらすじ

ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐは、1920年代に活躍した作家であるフィッツジェラルドやヘミングウェイなどを見出した実在の伝説的編集者である、マックス・パーキンズが主人公です。
トーマス・ウルフとの昼夜を問わない創作過程や友情が中心に描かれています。

トーマス・ウルフは、37歳の若さでこの世を去りましたが、パーキンズのことを父のように慕っていたのです。激論を重ねながらの編集作業が続き、ウルフの処女作である天使よ故郷を見よをベストセラーに導きます。
以降もふたりは私生活を犠牲にして新作に没頭することになりますが、ある悪評からその関係に暗雲が立ち込めるのです。

最終的に小説家と編集者としては決別することになりますが、死の直前にウルフは最も親しい相手としてパーキンズに感謝の気持ちを綴った手紙を送ります。