家族型ロボットLOVOTのGROOVE X、ドコモと提携

家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」を提供するロボットベンチャーのGROOVE Xが、NTTドコモとの資本業務提携を発表した。
また、シリーズB3での第三者割当増資、日本政策金融公庫からの融資により、総額9億円の追加調達を完了した。

「LOVOT」の5G搭載も検討へ

「LOVOT」の5G搭載も検討へ

GROOVE Xの「LOVOT」は、見た目はロボットでありながら、「名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる」「好きな人に懐き、抱っこをねだる」といった、生き物のような生命感が特徴的なロボットだ。

愛らしい見た目から想像できない最先端テクノロジーに込められた技術力が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞。
また、メンタルケア、情操教育、プログラミング教育などの観点からも注目されており、全国の保育園、子ども園、小学校などの教育施設や介護施設、企業などにも導入されている。

ドコモはこれまで「新しいコミュニケーション文化の世界を創造する」という企業理念のもと、さまざまなコミュニケーションサービスを提供してきた。
一方で、近年オンラインでのコミュニケーションが増加する中、「会話の話題・きっかけがない」「相手の表情などの情報量が不足している」といった新たな課題が現れているという。

今回の資本業務提携により、GROOVE Xとドコモは両社が持つ技術やノウハウを活かしながら、新たなコミュニケーションサービスの創出をともに目指す。

また、コミュニケーション分野に限らず、ヘルスケア・メディカルケア分野での新規事業開発、そして「LOVOT」次世代機への5G搭載の検討など、幅広い分野や領域での協業していくとのことだ。

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