3月9日の東京証券取引所スタンダード市場で、メタプラネット(3350)は下落しました。
この日は日経平均株価が前営業日比3880円安の5万1740円台まで急落するなど、日本株市場全体でリスク回避の動きが強まりました。
仮想通貨市場ではビットコイン(BTC)が6万7000ドル台で推移しており、仮想通貨関連銘柄として注目されるメタプラネット株にも売りが優勢となりました。
株価は朝方に下落して取引を開始した後、日中にかけて買い戻しが入る場面もありましたが、前日終値を下回る水準で取引を終えています。
メタプラネット、株価反落で6.32%安の341円|ビットコイン持ち直し後の反動
メタプラネット株、3月9日は310円まで下落後327円で引け

メタプラネット株は3月9日、前日終値341円から下落して311円で寄り付きました。
寄り付き後は売りが先行し、午前中には安値310円まで下押ししました。その後は下げ止まりの動きとなり、午後にかけて買い戻しが入り、日中の高値は331円を記録しました。
ただし前日終値を回復するには至らず、終値は327円となりました。前日比は14円安で、騰落率はマイナス4.11%です。
出来高は2123万8800株となり、短期資金による売買が続いている様子がうかがえます。この日の値幅は21円となり、日中の値動きは比較的大きい一日となりました。
メタプラネット テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足チャートでは、株価は依然として中長期の下降トレンドの中で推移しています。
移動平均線は短期から中期にかけて下向きで推移しており、株価もそれらの水準を下回る場面が多く、戻り売りが出やすい状況が続いています。過去の上昇局面で形成された価格帯が上値抵抗として意識されているとみられます。
また、MACDはゼロラインを下回る水準で推移しており、モメンタムは弱い状態が続いています。ヒストグラムもマイナス圏で推移しており、上昇の勢いはまだ限定的です。
こうした状況から、日足ベースでは株価は戻りを試しながらも、依然として弱いトレンドの中にあるとみられます。
メタプラネット(3350)1時間足チャート

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、移動平均線と一目均衡表を中心に短期トレンドが意識されています。
短期移動平均線は依然として下向きで推移しており、全体として弱いトレンドが続いています。一方で株価は300円台前半で下げ止まり、短期的にはレンジ形成の動きも見られています。
一目均衡表では株価が雲の下側で推移する場面が多く、雲が上値抵抗として機能している状況です。
雲の上限付近では売りが出やすく、上昇トレンドへ転換するには雲を明確に上抜ける必要があります。
3月9日の値動きでも、株価は310円付近で下げ止まり、その後331円まで反発しましたが、雲の上限付近では上値の重さも見られました。短期的には方向感を探る展開が続いています。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
ビットコイン関連の評価を整理すると、同社の保有量は3万5102BTC、平均取得単価は1BTCあたり1594万5691円です。メタプラネットの公式トラッカーでは、BTC NAVは3751億円、mNAVは1.02倍と表示されています。
3月9日時点のBTC価格は1068万5369円前後で推移しており、平均取得単価を下回る水準です。
この価格を前提にすると、保有BTCの評価差額は約1846億円の未実現損失となります。
足元では、この未実現損益の水準とmNAV1.02倍が、メタプラネット株の評価感を整理するうえで意識されやすい状況です。
メタプラネット、株価下値は310円付近が焦点
今後の株価の焦点としては、まず3月9日に意識された310円付近の水準を維持できるかが注目されます。
一方で上値では330円台から340円付近に移動平均線が位置しており、短期的なレジスタンスとして意識されやすい状況です。これらの水準を上抜けられるかどうかが、次の方向感を決める分岐点となりそうです。
また、メタプラネット株はビットコイン価格との連動性が市場で意識されている銘柄でもあります。ビットコインが6万ドル台で推移するなか、仮想通貨市場のセンチメントが株価に影響を与える可能性があります。