こんにちは、コインパートナーです。3月9日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
先週のビットコイン(BTC/USDT)は、週半ばに7万4000ドル付近まで反発上昇する場面がありましたが、4時間足200MAを維持できずに反落。再び7万ドルがレジスタンスとして機能する形となり、現在は6万7000ドル〜6万8000ドル付近で推移しています。米イラン情勢の緊張緩和への期待から一時的に買いが入る場面もありましたが、中長期的な下落トレンドを覆すには至っていません。
テクニカル的には、日足MAは全て下向きで推移しており、中長期トレンドは依然として下落方向を示唆しています。7万ドル上に定着するまでロングは警戒が必要で、基本的には戻り売りが有効な局面です。今週は3月11日(水)に米CPI(消費者物価指数)、3月13日(金)にPCEデフレーター、そして3月17〜18日にFOMC政策金利発表と重要指標が続きます。特にCPIの結果次第では来週のFOMCへの期待感が大きく変わるため、今週はCPI発表前後のボラティリティに注意が必要です。
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
日足チャートでは、昨年10月の史上最高値12万6000ドルからの下降トレンドが依然として継続しています。短期MA(25日)、中期MA(75日)、長期MA(200日)のすべてが下向きに推移しており、デッドクロス状態が継続しています。
現在価格は約6万7500ドル付近で推移しており、主要MAをすべて下回っている状況です。直近では7万4000ドル付近まで反発する場面がありましたが、日足MAに上値を抑えられて再度下落しており、短期的な上昇があっても中長期トレンドは下落と見るのが妥当です。
注目すべきは7万ドルの水平ラインです。このラインは2月中旬から何度もサポートとレジスタンスが入れ替わっており、現在はレジスタンスとして機能しています。7万ドル上に明確に定着しない限り、上目線への転換は難しいでしょう。
下方向のリスクとしては、7万ドル上に戻れない場合、下降チャネルの下限付近である5万2000ドル〜5万5000ドルまでの下落も視野に入ります。
BTC/USDT4時間足チャート
4時間足で見ても7万4000ドルへの上昇後200MA(赤線)を維持できずに下落しました。200MAは4時間足における中期トレンドの指標であり、このラインを上抜けできなかったことは売り圧力の強さを示しています。
現在は7万ドルが再度レジスタンスとして機能しており、過去にサポートとして意識されていた7万ドル〜7万1700ドルのゾーンが、いわゆる「サポレジ転換」を起こしている状況です。黄色い丸で囲まれた部分(チャート参照)のように、何度もこのゾーンで上値を抑えられていることが確認できます。
仮に7万ドル〜7万1700ドルを明確に上抜けた場合は、次のレジスタンスは7万5500ドル付近(4時間足の上位MA・水平ライン)となります。逆に、6万5000ドルを明確に割り込んだ場合は6万ドル付近までの下落に警戒が必要です。
今週の注目指標
今週は重要な経済指標の発表が集中しています。特にCPIはFOMC前最後のインフレ指標であり、ビットコインへのインパクトは大きくなります。
3月11日(水)21:30(日本時間):米CPI(消費者物価指数)2月分
前回は前年比+2.4%と市場予想の+2.5%を下回る結果でした。今回も予想を下回ればFRBの利下げ期待が高まり、ビットコインにとってはプラス材料となります。逆に予想を上回るとドル高・リスクオフの流れからビットコインの売り圧力が強まる可能性があります。
3月13日(木)21:30(日本時間):米PCEデフレーター 1月分
FRBが最も重視するインフレ指標であるPCEデフレーターの発表も今週予定されています。FOMCを控えた中でのこの指標は、市場の金利見通しに大きく影響します。
<FOMC政策金利発表(3月17〜18日)に向けて>
来週3月18日(水)にはFOMC政策金利発表が控えています。現時点では据え置きが市場のコンセンサスとなっていますが、今週のCPI・PPIの結果次第では利下げ期待が変化する可能性があります。据え置きの場合は短期的にビットコインへの影響は限定的ですが、パウエル議長の記者会見での発言によっては大きく動く可能性があります。特に2026年後半の利下げに関する示唆があれば、ビットコインの買い材料となるでしょう。逆にタカ派的な発言が出れば、さらなる下落圧力となります。今週の理想の注文ポイント
今週は日足・4時間足ともに下落トレンドが継続しているため、基本戦略は戻り売り(ショート)です。ロングを狙う場合は7万ドル上に明確に定着してからの短期ポジションに限定しましょう。
- エントリー:7万ドル〜7万1700ドル付近への反発で売り注文
- 利益確定:6万5000ドルで利確
- 損切り:7万3500ドル上定着で損切り
- エントリー:7万ドルを明確に上抜け後、7万ドルへの押し目で買い注文(短期ポジション)
- 利益確定:7万5500ドルで利確
- 損切り:6万8000ドル下抜けで損切り
相場一言アドバイス
サポレジ転換を活用したトレード
今回の7万ドルのように、これまでサポートとして機能していた価格帯が一度割り込まれた後にレジスタンスとして機能する現象を「サポレジ転換」と呼びます。サポレジ転換が起こった価格帯は多くのトレーダーが意識するため、戻り売りのエントリーポイントとして非常に有効です。ただし、強い買い圧力でサポレジを再度上抜けた場合は、逆にロング方向への大きな動きに繋がることもあるため、損切りラインの設定は必ず行いましょう。
下落トレンドでのロングは「短期」が鉄則
日足MAがすべて下向きの状況でロングを狙う場合は、必ず短期ポジションに限定しましょう。下落トレンド中の反発は「戻り」に過ぎないケースが多く、長期保有すると含み損を抱えるリスクが高まります。利確目標は控えめに設定し、欲張らずに利益を確定させることがポイントです。