3月10日の東京証券取引所スタンダード市場で、メタプラネット(3350)は反発しました。

前日の3月9日は全体相場の下落に押されて軟調な推移となっていましたが、この日は朝方から買い戻しが優勢となり、株価を持ち直す展開となりました。

ビットコインを大量保有する同社は、BTC価格の動向が株価材料として意識されやすく、本日もそうした見方が相場を支えたとみられます。

メタプラネット、株価327円まで下落|BTCは6万7000ドル台で推移

メタプラネット株が切り返し、343円まで上昇

直近1週間の株価推移をみると、メタプラネット株は3月9日にいったん310円まで下押しした後、3月10日にかけて切り返す動きとなっています。

本日の値動きをみると、始値は336円、高値は345円、安値は328円、11時21分時点の株価は343円でした。寄り付き後は買いが先行し、朝方には345円まで上昇しました。

その後はいったん上値を抑えられたものの、328円までの押しをこなしたうえで340円台を回復し、高値圏に近い水準で推移しました。

前営業日の終値327円からしっかり切り返しており、本日は下落後の自律反発が意識された一日となっています。

メタプラネット テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート

日足チャートでは、株価は依然として中長期の戻り売りが出やすい位置にありますが、本日の反発によって短期的な下げ止まり感も意識され始めています。

株価はなお200日移動平均線を大きく下回っており、長期トレンドの改善には至っていません。

一方で、330円前後では下値を支える動きがみられ、3月10日の上昇で短期線に接近しています。
MACDも大きく悪化した局面から持ち直しつつあり、売りの勢いはいったん和らいでいる状況です。

現時点では本格反転というより、下落基調の中で短期的な戻りを試している段階とみるのが自然です。

メタプラネット(3350)1時間足チャート

1時間足では、3月9日の下落基調から一転し、10日は寄り付きから上方向への動きが優勢となりました。

朝方に345円まで上昇した後も大きく崩れず、343円前後で推移していることから、短期的には買い戻しの流れが継続しています。目先の上値抵抗は345円近辺で、この水準を明確に上抜けられるかが短期の焦点です。

一方、下値では328円前後が本日の押し目水準として意識されます。足元では過熱感は強くなく、値幅を伴いながらも落ち着いた戻りとなっています。

メタプラネットのビットコイン損益とmNAV

メタプラネットは現在、3万5102BTCを保有しています。保有ビットコインの純資産価値は約3831億円となっており、未実現損益は2123億円のマイナス、含み損率は35.7%です。

足元のBTC価格は平均取得単価を下回る水準にあります。株価のBTC NAVに対する倍率を示すmNAVは1.05倍となっています。

メタプラネット株の分岐点、328円維持か345円突破か

本日の値動きを踏まえると、まず328円前後を維持できるかが短期の下値となります。ここを下回ると、前日安値圏である310円近辺が次のサポートとして意識されやすくなります。

一方、上値では本日高値の345円近辺が最初の焦点です。この水準を上抜けて定着できれば、戻り基調が一段と強まる可能性があります。

引き続き、最大の材料はビットコイン価格と仮想通貨市場全体のセンチメントです。
メタプラネット株は、仮想通貨市場の値動きを株式市場で映しやすい銘柄としてみられており、BTCの底堅さが続けば株価の支えになりやすい一方、BTCが再び弱含めば戻り売りに押される展開も想定されます。

当面は、本日つけた345円を明確に超えられるかどうかが、次の方向感を占う分岐点となりそうです。

おすすめの記事