近頃、テレビや雑誌で人気の株主優待に興味をもって、株式取引を始める方が多くなっています。また、億を稼ぐデイトレーダーや、初心者でも利益を出しやすいIPO投資についても、継続して注目されているようです。
こちらでは、それらの投資方法について解説するとともに、株式取引をスムーズに進めるために便利なサービスやツールについてもご紹介します。
人気の株式投資の方法は?それぞれの特徴とは
それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく表にしました。
運用方法 | 初期費用 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
株主優待 | 銘柄やタイミングにより異なる 株価(現在値)×必要な株数(銘柄ごとに設定) |
一定以上の株式を持っているだけで、企業の製品やサービスが享受できる | 株を持っているだけで優待品を受け取ることができる。株価が上がれば値上がり益も | 株価が下がると株主優待以上の損失がでることもある |
IPO | 購入期限までに株式購入代金が必要 | 未上場企業が証券取引所に上場するときに「公募価格」で株を購入できる | 多くの銘柄の初値が公募価格よりも高いため、利益を出せる確率が高い | 抽選のため落選したら購入できない |
デイトレード | 株やタイミングにより異なる(信用取引の場合は保証金が必要) 株価(現在値)×株数 |
1日で売買を完結させる株式投資スタイル | 1日で売買するためリスク管理がしやすく資金効率がいい | 取引回数が多いためコストがかかる、取引時間が限られる |
株式投資の始め方は?初心者でも損はしないの?
上記で上げた資産運用は、すべて株式投資です。
株式投資を始める際は、事前にメリット・デメリット、そしてかかるコストを把握しておくことが大切です。
以下で株式投資について分かりやすくご紹介します。
そもそも、株式投資とは
株式投資とは、株式会社である企業が、事業に必要な資金を調達するために発行した「株式」を売買する投資のことです。
証券会社を通じて売買し、値上がり益を得たり、株式を保有することで株主の権利も得られます。
株式投資のメリット
株式投資のメリットは、値上がり益が期待できることでしょう。株の売買は「安い時に買い、高くなったら売る」が基本です。安く購入し株価が上がった時に高く売却することで、利益が得られます。
他にも、企業が事業活動で得た利益を株主に分配する「配当金」や、企業から株主に贈られる「株主優待」、企業の経営を決める株主総会に出席できるなどもメリットに挙げられます。
株式投資のデメリット
株式投資を始める前に、注意点も把握しておきましょう。
投資信託と比べると初期投資額が高くなることが多いです。銘柄によっては5万円以下で買えるものもありますが、初心者には投資信託より金額的なハードルが高いかもしれません。
他にも、株式は元本保証がないため、株価下落リスクや倒産リスクがあり、損をしてしまう可能性があります。また、株の取引は相手方(株を買いたい場合は売ってくれる人)がいないと成立しないため、場合によっては売買が成立せず取引ができない場合があることも覚えておきましょう。
株式投資でかかるコスト
株式投資にはコスト(手数料)もかかります。
株の売買成立のことを「約定(やくじょう)」と言い、約定した株価×株数を「約定代金」と呼びます。
そして、この約定に応じて取引手数料がかかります。
手数料は約定ごとに%で設定されている場合や、100万円以下一律◯◯円と決まっているなど、証券会社によってさまざまなタイプがあります。
松井証券の場合、1日の約定代金合計で手数料を決定しており、合計50万円までは手数料が無料と、業界最安水準です。
94%の銘柄は、最低投資金額が50万円以下のため、松井証券ならほとんどの銘柄を手数料0円で買うことができます。
(※2019年12月5日時点、東証上場銘柄。手数料はインターネット経由の場合。)
株主優待制度とは?株を持っているだけで「優待品」がもらえる
株式投資の大きな魅力は、株主優待という方も少なくありません。
テレビや雑誌で人気の元プロ将棋棋士の桐谷さんも、松井証券で株を運用し、株主優待生活をしています。そんな優待生活に憧れている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、株式を発行している上場企業のうち優待制度を導入している企業は1,700社以上(2019年12月11日時点)もあり、年々実施する企業は増加しています。
株主優待ってなに?
株主優待とは、企業が自社の株を購入してくれた株主に自社商品やサービス券などの「優待品」を送る制度のことです。
優待品は、自社製品や買い物・食事の割引、金券など実にさまざまです。中には自社企業の見学会や買い物額からの現金キャッシュバック、社会貢献活動への寄付などを行う企業もあります。
株主優待をもらうには?
株主優待をもらうには、株式発行会社が定める「権利確定日」に株主でいる必要があります。
また、優待をもらうために必要な株数は企業によって異なるため、必要な株数を所持する必要があります。
優待銘柄の中には最低投資金額10万円以下の銘柄もあり、少ない投資費用でも株主優待をもらうことができます。
どの銘柄にしようか迷ってしまう方は、毎月の優待銘柄の人気ランキングが紹介されているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
新規公開株(IPO)で堅実に利益を狙う
IPOとは、新規上場企業の発行する株、新規公開株のことです。
新規公開株は、上場する前に「公募価格」で購入することが可能であり、多くの銘柄で公募価格より初値(上場後に初めて取引された株価)が高くなる傾向があります。
たとえば2018年では、全IPO銘柄90銘柄中、79銘柄(約88%)が公募価格を上回る初値を付けました。
そのため、公募価格で購入したIPOを上場後すぐに売却すれば利益が得られる可能性が高く、多くの投資家から注目されています。
IPOを購入する方法は?
誰でも簡単に利益を得られる可能性が高いIPOですが、その分非常に人気があります。
IPOは抽選式となっており、当選した人のみ公募価格で株を購入する権利が獲得できます。競争率が高く、抽選に外れてしまうと購入することはできません。
しかし、この抽選には無料で参加できます。さらに松井証券であれば、事前の入金無しで抽選に参加することができます。外れても損はしないため、まずは申し込んでみても良いでしょう。
デイトレードで値上がり益を追求
億トレーダーに憧れて、株式投資の世界に飛び込む方も少なくありません。
先日、松井証券で行われたカリスマトレーダー・テスタさんのセミナーは、即満員となる人気ぶりでした。
デイトレードとは?
デイトレードとは、買った株をその日のうちに売却もしくは売りから入ってその日のうちに買い戻す投資手法のことです。
デイトレードは一日で売買が完結するため、売買のポジションを翌日に持ち越しません。
そのため、取引終了後のニュースや発表を受けて、株価が変動するリスクがありません。
また、手持ちの資金で何度も回転売買することで利益を狙えるチャンスが増え、資金効率が良いのが特徴です。なお、同一銘柄で回転売買する場合は、信用取引で行う必要があります。
デイトレに便利なサービス
取引回数が多くなるデイトレードに重要なのが、取引コストの削減です。1回ごとに見ると少ない手数料でも、積もり積もると無視できない金額になってきます。
そんななか、松井証券の「一日信用取引」は、デイトレ限定で取引手数料が無料となるサービスです。デイトレ時、インターネット経由での一日信用取引にかかる金利は年利1.8%、1約定あたり100万円以上の場合はそれも0%となり、コストゼロで取引を行うことが可能になります。
さらに、高機能トレーディングツール「ネットストック・ハイスピード」を活用すれば、ワンクリックで発注ができる機能などを利用して、スピーディに取引を行うことができます。
コストの削減と素早い取引が大切なデイトレードでは、さまざまなサービスを上手に利用することがカギとなります。
株主優待、IPO、デイトレードに便利なツールをチェック
証券会社が提供するツールを活用することで、デイトレードだけでなく、株主優待やIPOなどさまざまな株式取引をスムーズに効率的に行うことができます。
こちらでは松井証券の便利な株式投資ツールをご紹介します。口座を持っていれば、全て無料で利用できます。
「株touch 」で株式取引をもっと手軽に!
「株touch」は松井証券が無料で提供しているスマートフォン向けトレーディングアプリ。タップひとつで発注可能な「スピード注文」や、最大400銘柄登録できる「株価ボード」を使えば、外出先でもパソコンと同等の環境でスピーディーに取引ができます。
株主優待探しに便利な「QUICK情報」「QUICKリサーチネット」
「QUICK情報」はリアルタイム株価や市況ニュース、スクリーニング機能など多彩な機能を搭載した投資情報サービスです。株主優待で絞った検索もできるので、優待目当ての株探しにもピッタリです。
また「QUICKリサーチネット」では、QUICK企業価値研究所独自取材による最新の株主優待情報や、株主優待商品や権利確定月等から銘柄を検索できる「株主優待検索」、権利付最終日等から銘柄を検索できる「カレンダー検索」なども充実しています。
デイトレードに便利な「ネットストック・ハイスピード」
リアルタイム更新される情報画面と発注・約定画面が一体になった、無料で使えるPC向け高機能トレーディングツールです。
シンプルで見やすいデザインで投資家から高い人気を誇っています。
さまざまな画面を自分好みに使いやすくカスタマイズでき、最短ワンクリックで発注できる「スピード注文」の機能もあるため、デイトレードには欠かせないツールとなっています。
話題のテーマから探す「テーマ投資ガイド」
「テーマ」から銘柄を探し出す投資情報ツールです。
個人投資家のアクセスが多いテーマをランキング形式で表示し、投資家が今注目する関心の高いテーマや、それに関連する銘柄を簡単に知ることができます。
新しい投資対象を探している方にピッタリです。
チャートから探す「チャートフォリオ」
チャートの形状やオリジナル業種から銘柄を検索する投資情報ツール。
「上昇基調」「リバウンド」など25通りのチャートの形から銘柄を絞り込むことができ、気になるチャート形状をクリックするだけで該当銘柄を選ぶことができます。
ツールを上手に活用して株式投資をしよう
株式投資は情報やスピードが大きなポイントとなります。そのため、使いやすいツールが利益にもつながります。
これから株式投資を始める方もすでに投資経験者の方も、ツールの使い勝手や種類で証券会社を選ぶのも良いでしょう。
松井証券なら、口座開設するだけでこれら便利な投資情報ツールやトレーディングツールが無料で利用できます。もちろん口座開設も無料です。
この機会に多彩なツールを味方につけて、人気の株式取引を始めてみませんか。