世界最大の金融機関Fidelityが運営する暗号資産グループFidelity Digital Assetsはビットコインカストディ(資産管理)サービスの開始を発表した。
同グループによると、ビットコイン資産運用サービスは現段階では「適切な顧客グループに対して」提供されているという。
世界最大の金融機関グループが仮想通貨資産管理サービス開始
世界最大の金融機関の暗号資産部門が本格的にビットコイン資産管理サービスの提供を開始した。
We are live with a select group of eligible clients and will continue rolling out slowly. Our solutions are focused on the needs of hedge funds, family offices, pensions, endowments, other institutional investors. More on our project: https://t.co/EkJ2pWJt2Y #DCBlockchain
— Fidelity Digital Assets (@DigitalAssets) March 7, 2019
Fidelity Digital Assetsの公式発表によると、今回発表した資産管理サービスは機関向けの技術運用システムであるという。
機関投資家が要求していた「暗号資産の保護、取引に必要な技術運用の能力を兼ね備えている」と同グループは説明している。
現段階では一部の「適切な顧客グループ」に対してのみ提供されているが、Fidelityグループは将来的に幅広いクライアントへサービスを開放することを示唆している。
Fidelityのような大手金融機関が本格的なサービスの提供を開始したことは、市場にとって好ニュースだろう。
具体的な実用例が増えていくことで、仮想通貨規制に向けた具体的な指針も見えてくると考えられる。