香港のWeb3企業であるアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)は1月30日、イーサリアムレイヤー2のブロックチェーンであるライトリンク(LightLink)との戦略的パートナーシップを発表した。
ガス料金を支払うことなくエコシステムに参加可能
ライトリンクを活用することで、企業はアプリケーションをサブスクリプションしてガスフリーで運用することができる。一方でユーザーは、トークンを所有することなく、ガス料金を支払うことなく、パブリックブロックチェーンエコシステムに参加することが可能だ。
今回のパートナーシップにより、アニモカ・ブランズのプロジェクトやポートフォリオ企業は、複雑さを最小限に抑えた堅牢なWeb3体験をユーザーに提供できるようになる。
また、ライトリンクは、Web3の開発プロセスを合理化し、ネイティブトークンを必要としないNFTチケット発行や、ガス料金のかからないシームレスなゲーム資産移転といった重要なユーティリティを提供し、より合理的なユーザー体験を実現する。
摩擦のないWeb3の世界に一歩近づくもの
アニモカ・ブランズとライトリンクは、共により相互接続された経済を促進し、数百万人のユーザーとdAppsを繋ぎ、ブロックチェーンの主流採用を改善することを目指している。
ライトリンクのロイ・ホイ(Roy Hui)共同設立者兼CEO(最高経営責任者)は、 「業界のリーダーであるアニモカ・ブランズと提携し、世界中の誰もがブロックチェーンをより身近で使いやすいものにできることは素晴らしいことだ。このパートナーシップは、ブロックチェーンを数百万人の日常生活に統合する上で極めて重要な一歩となる」と語った。
さらにアニモカ・ブランズのヤット・シウ(Yat Siu)共同設立者兼エグゼクティブ・チェアマンは、「ライトリンクはすでに当社のポートフォリオ企業であるグレイプス(Grapes)やザレッドビレッジ(The Red Village)と協業しており、今回の新たなパートナーシップは、摩擦のないWeb3の世界に一歩近づくものだ」と話している。さらに同氏は、「ライトリンクのガスレストランザクションは、デジタルランドスケープを非中央集権化し、ブロックチェーンの恩恵を普遍的に利用できるようにするという私たちのビジョンに合致しており、より広範な普及を支援することができる」とコメントした。
【こんな記事も読まれています】
・中国で仮想通貨投資へのシフトが進行中、厳しい規制を回避して
・「2024年後半に再び強気に転じる可能性」ダップレーダー2023年のDapps業界レポート公開
・ビットコイン1,700万円突破後に訪れる大恐慌、著名エコノミストの大胆予測
The post アニモカ・ブランズがイーサリアムレイヤー2「ライトリンク」と戦略的パートナーシップ提携 first appeared on CoinChoice(コインチョイス).