急騰してから1週間が経過しました。ビットコイン(BTC)は60万円手前で上値をうかがおうという値動きになっています。押し目も浅く、55万円を一度つけたのみで、おおよそ57~59万円で推移が続いていました。
★ビットコイン(BTC)のリアルタイム価格・チャートはこちらで確認
今週は中国当局から、自国内でのマイニングを禁止する可能性についてニュースになりましたが、定かではありません。現在、中国国内でのビットコインマイニングシェアは世界の70%程度と言われており、安価で安定的に電力が供給できるエリアとなっています。
こういった背景を悲観と捉えてビットコイン(BTC)が下落する可能性は無きにしもあらずなのですが、個人的にはこれは好機だと考えます。安価な電気代でマイニングができる比率が落ち、比較的高い電気代でビットコインが生成されれば、ビットコインのマイニング損益分岐点はあがります。新たな国でマイニングビジネスに芽が出そうですし、相対的な価値向上につながります。
安価で安い電力で生成されたビットコインの売り圧力が緩和されるでしょうから、これは非常に追い風ではないでしょうか。まだまだこれから上値を追いかける展開が考えられます。
では、今週も仮想通貨の相場分析をしていきましょう。
ビットコイン(BTC)4時間足はアセンディング・トライアングル形成中
出典:GMOコイン
日足ベースでアセンディング・トライアングルを形成中です。三角持ち合いよりも強気なレンジ相場をこのように呼びます。高値は60万円ちょうど付近で、煮詰まり感が4時間足ベースで出てきています。浅い押し目で入るなら、トレンドライン付近からの買いでしょう。またはもう1段の調整を考えるならば、一目均衡表の雲をバックに買いを入れると良さそうです。
関連:一目均衡表の基本的な見方
55~57万円から買い指値も少しだけセットしておく戦略がワークしそうです。但し、RCI9(青)はすでにボトム圏で推移を始めており、上昇相場に勢いがある場合は、また切り替えして上昇していく可能性があります。できたらRCI9(青)も-80ぐらいに到達したあたりから買いを入れていきたいところですが、どうでしょうか。
トレンドラインと一目均衡表、そしてRCI9(青)の位置関係を念頭に置きながら、押し目買いチャンスを今週後半から狙うと良さそうです。4時間足ですので、チャンス到来の時期的には、今晩から明日の夕方ぐらいでしょうか?
イーサリアム円(ETH/JPY)日足は高値を更新!次のターゲットは?
出典:GMOコイン
続いて勢いがあるイーサリアム(ETH)です。トロン(TRON/TRX)財団のCEOである、ジャスティン・サン氏の発言でETHが上昇しました。協業体制について言及したことがきっかけです。TRXは暗号通貨市場で時価総額が10位なのですが、DApps(分散型アプリケーション)を用いたアプリケーションを支持するエンジニアが非常に多く、この分散型アプリケーションはトロンネットワークベースで作られていることが多いです。
実需が確実にあるというTRXに、ETHのサイドチェーンがうまく融合ができれば、これまた面白い展開が期待できます。本来、ライバルコインに当たるはずなのですが、こういった発言には、業界にインパクトを大きく与えた模様です。
「ETH × TRX」の今後の動向に注目です。良い方向に進むことを願ってETHも上昇に期待したいところですね。
サポートラインは1万8,000円、ここをバックに買い戦略を。ターゲットは2万5,000円のレジスタンスラインと、数週間ベースでスイングトレードに臨むと良さそうです。オシレータのRCIはすべてプラス圏内で推移し、まだ上方向に上昇の余地を残しているRCI26(緑)とRCI52(ピンク)です。
テクニカル的にはまだ煮詰まり感がないので、ETHのほうが、もう一段高が狙えるのではないかと考えています。
▼リアルタイム価格チャートはこちらで確認できます
・ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート
・イーサリアム(ETH)の価格・相場・チャート
【こんな記事も読まれています】
・仮想通貨ビットコイン:一時58万まで急騰(4月2日公開)
・仮想通貨市場高騰!上値の目処はどこだ?ビットコイン(BTC)週足でターゲットプライスを考察!(4月3日公開)