生産者物価指数 (PPI)

米12月PPI今夜22時30分発表、政府閉鎖影響で注目集まる

本日22時30分、米国の2025年12月生産者物価指数(PPI)が発表されます。
市場予想は、総合PPIが前月比0.2%、コアPPI(食品・エネルギー除く)も前月比0.2%です。

今回のPPIが注目されているのは、昨年秋に43日間に及んだ米政府閉鎖の影響で、労働統計局のデータ収集が大幅に遅れていたためです。
投資家やFRBは、最新のインフレ動向を十分に把握できないまま、これまでの意思決定を迫られてきました。

前回11月の実績では、総合PPIは前月比0.6%と強い伸びを示しましたが、今回は0.2%への減速が予想されています。
一方、コアPPIは前回の0.0%から0.2%への上昇が見込まれており、エネルギー価格が落ち着く中でもコア指標が上昇する場合、基調的なインフレ圧力が続いている可能性を示す内容となります。

前回PPIは上振れも、BTCは一時9万7000ドルまで急伸

1月14日に発表された11月期PPIは、前月比0.2%と市場予想通りだった一方、年率では市場予想の2.7%を上回り、3.0%と上振れしました。

通常であれば、インフレ圧力の強まりはビットコインにとって売り材料となりますが、発表直後の市場では買いが優勢となり、ビットコインは一時97,000ドルまで急伸しました。

背景には、当時広がっていた「トランプ・トレード」への期待が、インフレ指標の悪化を上回って意識されていたことがあります。

もっとも、この上昇は持続せず、その後およそ2週間で価格は現在の82,000ドル台まで下落しています。

PPI発表控え、ビットコイン市場は発表直後の急変動に警戒

現在、ビットコインは82,000ドルから84,000ドルのレンジで推移していますが、本日22時30分の発表直後には、短時間で大きく振れる展開が想定されます。

PPIが市場予想を下回った場合、物価の落ち着きが確認されたとの受け止めが広がり、「FRBは景気を大きく損なうことなくインフレ抑制に成功しつつある」との見方から、ビットコイン市場には追い風となる可能性があります。

一方、PPIが予想を上回れば、FRBの利下げ期待が後退し、ビットコイン市場には逆風が吹く展開となりそうです。

こうした反応が示すように、暗号資産市場は現在、「ビットコイン半減期」といった業界固有の材料よりも、金利や物価といったマクロ経済指標への感応度を高めています。

市場の成熟とともに、機関投資家の動きが価格形成に与える影響は、以前にも増して大きくなっています。

参考元:investing
画像shutterstock

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