メタプラネットは2月16日大引け後、2025年12月期(2025年1月1日~12月31日)の通期決算を発表しました。売上高は89.05億円と前年から738.3%増加し、営業利益は62.87億円で同1,694.5%増と大幅な伸びを記録しています。
ビットコイン関連事業の拡大が業績を押し上げた一方で、営業外での評価損計上もあり、最終損益の動向が市場の注目を集めています。
メタプラネット、2025年12月期決算を発表
メタプラネットは2月16日大引け後、2025年12月期(2025年1月1日~12月31日)の通期決算を発表しました。売上高は89.05億円と前年から738.3%増加し、営業利益は62.87億円で同1,694.5%増と大幅な伸びを記録しました。
一方で、ビットコインの評価損計上などにより、最終損益は950.46億円の赤字となりました。
営業利益は過去最高水準に拡大
今回の決算で際立ったのは、営業段階での収益力の急拡大です。営業利益率は70.6%と、前年の33.0%から大きく改善しました。
主因となったのは、同社が展開する「ビットコイン・インカム事業」の拡大です。オプション取引などを活用した運用戦略が奏功し、営業利益を押し上げました。
最終赤字の背景に1,021億円のBTC評価損
もっとも、経常利益は961.41億円の赤字、親会社株主に帰属する当期純利益も950.46億円の赤字となりました。これは営業外費用として1,021.88億円のビットコイン評価損を計上したことが大きく影響しています。
同社によれば、この評価損は期中の価格変動を期末時点で反映した会計上の調整であり、現金収支や事業活動に直接影響を及ぼすものではないと説明しています。事前予想では1,046.36億円の評価損を見込んでいましたが、実績はこれをやや下回りました。
また、繰延税金資産について回収可能性が低減したと判断し、取り崩しを行ったことも純損失拡大の要因となっています。
2026年は売上160億円、営業利益114億円を予想
あわせて公表された2026年12月期の業績予想では、売上高160億円(前年比+79.7%)、営業利益114億円(同+81.3%)を見込んでいます。売上、営業利益ともに2期連続で過去最高を更新する計画です。
ゲロビッチCEOは来期見通しについて「堅調」と表現しており、ビットコイン・インカム事業の継続的拡大に自信を示しています。
今後は、保有する35,102BTCの評価変動と、インカム事業の収益安定性が引き続き注目されます。ビットコイン価格の推移とともに、同社の次の四半期開示が市場の関心を集めそうです。
売上高:89.1億円(前年同期比 +738%)