メタプラネットの株価は足元で320円台を中心に推移しています。ビットコイン価格が弱含む展開となる中、同社の保有資産評価への警戒感が意識され、株式市場では売り圧力が優勢となっています。

メタプラネット、株価331円に反発|ビットコイン連動で安値313円から戻す

暗号資産市場の値動きが株価に直結しやすい構造が改めて注目されています。

メタプラネット、株価308〜325円で推移

メタプラネット(3350)/円 1時間足チャート

メタプラネットの株価は、2月27日に前日比2.11%安の324円で取引を終えました。同日は始値320円でスタートし、高値325円、安値313円と日中値幅は12円となりました。

その後、3月1日にはさらに3.40%下落して終値313円となり、短期的な売り圧力が継続しました。3月2日15時時点では318円までやや持ち直し、日中高値321円、安値308円を付けています。

足元の株価レンジはおおむね308円から325円の範囲で推移しており、短期間で二桁近い下落率となりました。

BTC弱含みが影響

BTC/USDT 1時間足チャート

今回の株価下落の主因は、ビットコイン価格の弱含みと、それに連動する同社の保有資産評価への懸念です。

同社はビットコインを主要資産とする戦略を採用しており、暗号資産市場の変動が株価に直接的に影響しやすい構造です。ビットコイン市場では先物ポジションの清算やリスク回避姿勢の強まりが確認され、関連銘柄にも売りが波及しました。

さらに、2月に発表された株主割当による新株発行およびストックアクイジション権の発行による最大207億円の資金調達計画も需給面で意識されています。

メタプラネット株、RSI53.7・MACD買いシグナル

メタプラネット(3350)日足チャート

テクニカル面では、3月2日時点の総合評価は中立とされています。移動平均は買い7に対し売り5、テクニカル指標は買い5、中立3、売り3と拮抗しています。

RSI(14)は53.708で中立圏に位置し、過熱感は限定的です。MACD(12,26)は買いシグナルを示していますが、明確なトレンド転換を示す水準とは言い切れません。

上値は直近高値の320円台前半、下値は300円前後が意識される水準となっています。

今後の注目材料としては、3月25日に予定されている第27回定時株主総会、5月の2026年第1四半期決算発表が挙げられます。

市場では、ビットコイン関連収益の計上方法や評価損益の反映状況、調達資金の具体的な取得進捗が焦点となっています。

また、2026年末までに10万BTC、2027年末までに21万BTCの保有目標の進捗状況も関心材料です。これらは同社の中期的な財務構造と成長戦略を測る指標として受け止められています。

ビットコインが安定推移すれば評価損懸念は後退する可能性がありますが、価格変動が拡大すれば株価も敏感に反応する展開が想定されます。

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