3月6日の仮想通貨市場では、ビットコイン(BTC)を起点に、前日の上昇に対する持ち高調整が広がりました。

米国で同日発表の雇用統計を控え、金融政策の見通しを左右し得るマクロ材料への警戒が強まるなか、主要銘柄は未明に上値を試した後、日中にかけて上げ幅を縮小する展開となりました。

ビットコイン・イーサリアム・リップル価格約10%上昇|ISM上振れと清算で仮想通貨反発

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ビットコイン相場、一時7万3000ドル台前半から反落

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは6日未明に7万3000ドル台前半まで上昇した後、売りに押されて下落し、日中には7万0400ドル台まで水準を切り下げました。

その後は下げ渋り、18時ごろ時点では7万770ドル前後で推移しています。短時間で上値追いから反落へ転じたことで、足元では7万ドル近辺が短期の攻防ラインとして意識される状態です。

高値圏で積み上がっていた短期ポジションの整理が進みやすく、値動きの速さが市場全体のセンチメントを左右しました。

イーサリアム反落、2100ドル台を維持できず調整局面に

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムもビットコインに連動する形で調整しました。
6日未明には2140ドル台まで上昇したものの、その後は売りが優勢となり、日中には2060ドル近辺まで下押ししました。18時ごろ時点では2075ドル前後で推移しています。

上昇局面では2100ドル台を回復していましたが、その水準を維持できなかったことで、短期資金の一部がいったん後退したことがうかがえます。

リップル、1.40ドル割れも持ち直し

XRP/USDT 1時間足チャート

XRPは未明に1.44ドル台まで上昇した後、日中には1.40ドルを一時下回る場面がありましたが、その後はやや持ち直し、18時ごろ時点では1.41ドル前後で推移しています。

ビットコインとイーサリアムに比べると下押し幅はやや限定的で、本日の相場では相対的に狭いレンジでの推移となりました。

主要銘柄全体が調整するなかでも、XRPは1.40ドル近辺で下げ止まりを探る値動きが続いています。

米雇用統計前の警戒でビットコイン主導の調整進む

本日の相場で中心材料となったのは、米雇用統計です。
市場では、2月の雇用者数の伸びが前月より鈍化し、失業率は4.3%前後になるとの見方が意識されていました。

雇用や賃金の数字は米金融政策の見通しに影響しやすいため、発表を前に仮想通貨市場では持ち高調整が出やすく、この日もまずビットコインで利益確定売りが進み、その流れがイーサリアムやXRPにも広がりました。

加えて、米ドルの強含みも上値を抑える要因となりました。
ドル高はリスク資産全般の重しになりやすく、雇用統計を控えた警戒感と重なって買いは続きませんでした。

中東情勢を巡る緊張も意識されるなか、この日の仮想通貨市場は上昇を試すというより、短期的な調整が優勢となりました。

ビットコイン7万ドル台維持やETH・XRPの戻りが焦点に

足元で市場参加者が次に確認しようとしているのは、ビットコインが7万ドル台を維持しながら値動きを落ち着かせられるかどうかです。

イーサリアムは2100ドルの回復と定着、XRPは1.40ドル台を保ちながら上値を切り上げられるかが焦点となります。

また、雇用統計通過後に米金利とドルの反応がどの程度続くのか、短期筋の整理が一巡するのかも重要です。

市場は短期的な価格反発よりも、マクロ材料を受けた資金フローの変化を見極める段階に入っています。

【指標発表まとめ】米雇用統計・ISM指数が相次ぐ週、仮想通貨市場に影響

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