2026年3月18日から19日にかけての暗号資産市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定会合(FOMC)の結果を受け、リスクオフの売りが優勢となりました。

FRBは政策金利を据え置いたものの、パウエル議長の会見から年内の利下げ期待が後退し、ビットコインをはじめとする主要銘柄は軒並み下落基調を強めています。

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ビットコイン、FOMC後に7万600ドル台まで急落

BTC/USDT 1時間足チャート

現在のビットコインは、高値圏から急転直下の下落を見せました。18日の早朝から午後にかけては7万4800ドル付近で推移していましたが、米国のPPI発表とFOMCを控えた警戒感から売りが先行しました。

FOMCの結果発表とパウエル議長の会見を経て下落は加速し、一時7万600ドル付近まで急落しました。その後は押し目買いも入り、19日午前10時時点では7万1082ドルでの推移となっています。

市場が意識していた7万5000ドルのレジスタンスラインを突破できず、一転して下値を模索する展開となっています。

イーサリアム、2150ドル付近まで下落

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムもビットコインと同様に軟調な値動きとなりました。

18日の日中は2360ドル付近で推移していましたが、その後は売りが強まり2150ドル付近まで大きく値を下げました。

19日正午時点ではやや反発し、2198ドルでの推移となっています。
マクロ環境の悪化がスマートコントラクトプラットフォームの基軸通貨であるイーサリアムにも波及し、上値の重い展開が続いています。

リップル、一時1.35ドル付近まで急落

XRP/USDT 1時間足チャート

リップルは、18日の日中には1.54ドル付近の高値圏で推移していましたが、市場全体の下落トレンドに引きずられる形で急落しました。一時1.35ドル付近まで下落幅を拡大し、ボラティリティの高さを見せました。

その後は買い戻しの動きも見られ、19日正午時点では1.46ドル台まで回復しています。しかし、マクロ的な不透明感が払拭されない中、依然として不安定な値動きが続いています。

FRB、政策金利を3.50〜3.75%で据え置き

19日3時に行われたFOMCでは、FRBが政策金利を3.50%〜3.75%の範囲で据え置くことを決定しました。

市場の関心はパウエル議長の記者会見に集まりましたが、議長は「原油価格の上昇がインフレ見通しに確実に影響した」と述べ、2026年のインフレ見通しを従来の2.4%から2.7%へ引き上げました。

この発言を受け、市場が期待していた年内の利下げ観測は大きく後退しました。
利下げが「0回」となる可能性は前日から9ポイント上昇して23.8%に達し、金融引き締めが長期化するとの懸念が広がりました。

さらに、同日発表された2月の米生産者物価指数(PPI)が前月比プラス0.7%と市場予想を大幅に上回ったことも、インフレ再燃の警戒感を強める要因として背景にありました。

ビットコイン、7万ドル維持なるかに市場注目

市場参加者の視線は、ビットコインが7万ドルの心理的節目を維持できるかに集まっています。上値のメドとしては、直近で上値抵抗線となった7万5000ドルから7万6000ドルのゾーンが強く意識されています。

イーサリアムは4000ドル付近、リップルは0.7ドル前後がそれぞれ重要な節目として意識されています。

今後の注目材料としては、3月20日に発表されるミシガン大学消費者態度指数が挙げられます。
インフレ期待の動向を示す同指標の結果次第では、再び市場が大きく動く可能性があります。

また、イラン情勢とそれに伴う原油価格の推移も、インフレ見通しに直結するため引き続き注視が必要です。

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