ビットコインやイーサリアムの売買を提供するbitFlyerは7月2日、新規アカウント開設の受付けを再開する予定であると発表。平成30年6月22日に金融庁より受けた業務改善命令により、自主的に新規アカウントの開設を停止してから約1年が経過していた。
出典:https://bitflyer.com/pub/20190702-announcing-new-account-creation-to-resume-ja.pdf
bitFlyerへの業務改善命令リークと経緯
bitFlyerへの業務改善命令は、実際に金融庁により発表される平成30年6月22日より以前にリークと見られる情報が出回っており、平成30年6月11日にbitFlyerは公式Twitterで否定をしていた。
一部 SNS において、「当社が明日業務停止命令を受ける」「資金が動かせなくなる」との話題が出回っておりますがそのような事実は確認しておりません。
事実と異なる不明確な情報にご注意ください。— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) June 11, 2018
「資金が動かせなくなる」などのデマもあったものの、11日後となる同月22日、資金決済に関する法律第 63 条の 16 に基づき、仮想通貨取引所の顧客に対して実施が義務付けられている”本人確認プロセス運用の不備”により業務改善命令を実際に受けたとし、「既存のお客様への本人確認状況の再点検が完了し、かつ、内部管理体制強化が整うまでの間、新規のお客様によるアカウント作成を自主的に一時停止」と同日に新規アカウント受付けを自主的に停止していた。
【当社への行政処分に関するお詫びとお知らせ】
本日、当社は金融庁より資金決済に関する法律第63条の16に基づく業務改善命令を受けました。
今回の業務改善命令により多大なるご心配とご迷惑をおかけしたお客様ならびに全ての関係者の皆様に対し、深くお詫び申し上げます。https://t.co/s8kvdEX0BL— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) June 22, 2018
新規アカウント受付け開始の価格影響
bitFlyerは約1年ぶりの新規ユーザー受付け再開を令和元年7月3日を予定しており、約1年間の間は新規ユーザーの資金が流入していなかったことになる。
bitFlyerの提供する取引は、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュの3通貨と、ビットコインの差金決済取引となるbitFlyer FX、差金決済で行うビットコイン先物を提供。対bitFlyerとの取引となる、アルトコイン販売所では、ビットコインやイーサリアムの他に、イーサリアムクラシック、ライトコイン、モナコイン、リスクなども取り扱っている。
これらに新規の資金流入の期待によるものか、発表のあった本日17:00に106万円を推移していたビットコインは、出来高が瞬間的に増加し、現在5万円の高騰となる111万円を記録している。
出典:https://www.tradingview.com/
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