クレジットカードがステータスになる、1枚は持っておきたいカードとは

クレジットカードをランクで表すと、審査に通りさえすれば誰でも保有できる一般カードから、クレジットカード界の最上位に君臨するブラックカードなどカードの年会費や条件等によって分かれます。

各カード会社によって異なっていますが、だいたい3種類から4種類のランクに分かれており、上位になるほど社会的地位の高さを示しているため、誰にでも簡単に作ることができません。
では、ステータスカードと呼ばれているクレジットカードにはどのような種類や特典があるのか、詳しく解説します。

クレジットカードの仕組みは?種類、メリット、使い方、おすすめランキングも紹介

クレジットカードのランクやブランドがステータスになる


クレジットカードを発行する会社には信販会社、銀行、交通系、流通系など多くの種類があります。

ひとつのクレジットカードでもランク分けされており、下から順に一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、最上位がブラックカードです。

広く利用されている一般カードやひとつ上のゴールドカードの場合、年会費が永年、または条件付きで無料になるのに対して、さらに上位になると高額な年会費が必要になります。

しかし、ただ金額が高いだけではなく、それに見合ったさまざまな豪華特典が用意されているのも特徴です。
プラチナカードやブラックカードを保有するには、高収入と高い信用力が必要であり、社会的地位が高い人しか持てないことから、ステータスカードと呼ばれているのです。

プラチナやブラックは自分から申し込みできない

一般カードやゴールドカードは収入があり、所定の審査に通れば誰でも作ることができるのに対して、プラチナカードやブラックカードは自分から申し込んで作ることはできません

ステータスカードを保有するには、カード会社から招待状が届くだけではなく、申し込んで審査に通る必要がありますが、一般カードと比較すると厳しい審査になります。

クレジットカードのランクごとの特徴は?


ここではクレジットカードの各ランクの年会費はいくら必要で、どのような特典が用意されているのか解説します。

一般クレジットカード

一般カードやゴールドカードの年会費は永年無料となっていることが多いですが、年会費が必要な場合でも1,000~3,000円程度と少額に設定されています。

また、年会費が必要であっても、年間の利用実績によって翌年は年会費を無料とするカード会社もあり、年会費を払いたくないという場合には良く確認してから申し込みましょう。

発行する会社によって特典が異なるのも特徴のひとつに挙げられます。
海外旅行保険が付帯していたり、特定の店舗でクレジット払いをすると割引やポイントが優遇されるなどの特典があります。

プラチナカード

プラチナカードともなると年会費は高額になり、平均で3万円程度になりますが、中には2万円、5万円と設定しているところもあります。

年会費が高額なだけではなく、それに見合った特典もしっかりと用意されています。

旅行保険は一般カードでは付かないものも多くありますが、国内・海外旅行保険は自動的に付帯されるだけではなく、保証する金額も多くなっているのも特徴です。

このランクになるとコンシェルジュサービスがあり、24時間365日利用可能で旅行の予約やレストランの手配など引き受けてもらえます。
他にも普段はなかなか利用できない高級なホテルや旅館を会員限定価格で使えたり、有名なレストランを格安で利用できるサービスも充実しています。

プラチナカードを保有していると、国内の空港内にある空港ラウンジを無料で利用可能で、飛行機の待ち時間にドリンクサービスを受けてゆっくりと過ごすこともできます。

ブラックカード

プラチナカードよりもさらに上のランクであるブラックカードは、年会費も非常に高額になっており、入手するのがいかに難しいかを物語っています。

最低でも5万円、最高で35万円を毎年支払う必要があるものの、その分利用限度額も非常に多く設定されるのも特徴です。

特典の内容はプラチナカードと似たようなものですが、さらに上質なサービスを受けることが可能となっています。

クレジットカードには家族が保有できる家族カードがありますが、この場合も年会費が別途必要になるのですが、ブラックカードの場合は1名まで無料で作れます。
家族カードでも本カードと同様のサービスを受けることが可能です。

1枚は持ちたいステータスカードとなるおすすめカード


ステータスカードを1枚持っていれば、普段の生活とは違う上質かつ優雅なひと時を過ごせること間違いないでしょう。
今回は4つのおすすめステータスカードをご紹介します。

LUXURYCARD(ラグジュアリー)カード

マスターカードが発行する最上位のクレジットカードであるラグジュアリーカードの最大の特徴はカードが金属製であることです。
樹脂製とは違い、高級感があふれているだけではなく、ブラックカードならではの充実した特典内容も非常に魅力的となっています。
空港ラウンジは国内だけではなく、世界各国にある1500ヶ所で無料のサービスを受けることが可能です。

発行会社 アプラス
国際ブランド Mastercard
年会費 100,000円(税抜)
貯まるポイント ラグジュアリーカードポイントプログラム
還元率 1.25%

三井住友VISAプラチナカード

日本でVISAカードといえば三井住友VISAカードですが、そのカードで上位に位置するのが三井住友VISAプラチナカードです。

年会費は高額ですが、与えられる利用限度額は300万円以上と高額になっています。
サービスも充実しており、一般の人では予約できない国内ゴルフ場の利用、国内一流レストランで2名以上で食事をすると1名分無料、提携ホテルのスイートルームを定価の半額で利用できるサービスなど数多く用意されています。

発行会社 三井住友カード
国際ブランド VISA
年会費 50,000円(税抜)
貯まるポイント ワールドプレゼントポイント
還元率 0.5%

ダイナースクラブカード

日本で初めてクレジットカードを発行された歴史のあるダイナースクラブカードですが、上質で多種多様なサービスが揃っています。

特に旅行保険は国内・海外で適用され、その保険金額は最高1億円となっており、もしもの場合にも安心できます。

発行会社 三井住友信託銀行グループ
国際ブランド ダイナースクラブ
年会費 22,000円(税抜)
貯まるポイント ダイナースクラブリワードプログラム
還元率 1.0%

JCBプラチナカード

日本発祥の国際ブランドであるJCBが発行しているのがJCBプラチナカードです。
上質感あふれるブラックのカードが特徴ですが、見た目だけではなく特典内容も豪華になっています。
ステータスカードの中で年会費は安い方になりますが、国内外の空港ラウンジの無料利用、コンシェルジュサービス、旅行保険も付いており他のステータスカードよりも格安でサービスを受けることができます

発行会社 JCB
国際ブランド JCB
年会費 25,000円(税抜)
貯まるポイント Oki Dokiポイント
還元率 0.5%

ステータスとなるだけでなく特典も充実!


ステータスとは社会的地位や身分を示す言葉で、ステータスカードを持つと地位が高い人と見なされ、一般の人では味わえない高級で上質なサービスを受ける権利を持つことができます。

ステータスカードを保有するには非常に高いハードルがあるのも事実ですが、まずはクレジットカードの良好な利用実績を作るところから始めましょう。

ステータが上がるほど年会費も高くなりますが、その金額以上の豪華な特典が用意されており、年に数回でも日常から離れて贅沢に過ごしたいという方は1枚あれば十分です。

サービス内容も各クレジットカード会社で異なっているため、自分に合ったステータスカードを探してみましょう。

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