ICEのCEO、Bakktは近いうちに
ニューヨーク証券取引所の親会社ICEのCEOが、Bakktが提供を予定する現物決済ビットコイン先物が「近いうち」に誕生予定であると言及。これまでの発言の中でもっとも高い温度感の発言となった。

ICEのCEO、待望のBakktが迫る

Bakktの親企業ICE(ニューヨーク証券取引所の親会社)のCEOが、Bakktが予定する現物決済ビットコイン先物が近いうちに誕生するとQ2決算説明電話会議で伝えた。なお、具体的な日程については未だ言及はされていない。

ICE CEOを務めるJeffrey Sprecher氏は、現在Bakktが規制されたエコシステムの構築に向けて準備を整えていると話し、「最終的な規制判断にもよるが、我々はビットコイン先物を近日(とても近いうちに=Very Near Futureと表現)ローンチする予定である」と説明した。

これまで複数回、ローンチを匂わす発言がBakkt関連では確認されている(Sprecher氏の発言が三回目のコメント)が、今回ICEのCEOの発言の温度感から、以前にも増してローンチまでの日時が近いことに自信を見せていることがわかる。

1回目

ローンチに関する初めてのコメントは、7月中旬に行われた「Bakkt Institutional Digital Asset Summit」でBakktのCEOの発言で、「米Q3:7月〜9月になる見込み」と今後のローンチ予定を明かした。

2回目

二回目のコメントが、先週米仮想通貨メディアTheBlockが関係筋の内容として明かした情報で、CEOの発言と同様にBakktがQ3に向けて準備を進めているとの報道が行われた。

Bakktの申請状況

Bakktは現物ビットコインのカストディアン(資産管理者)として業務を行うにあたって、現在米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の認可を待っている。

7月23日には「ユーザー受け入れのテスト(UAT)」を開始。テスト後の本ローンチを控えている状況にある。

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