リップル社の投資部門が支援
リップル社の投資部門「Xpring(スプリング)」が、コンテンツクリエイター向けのマイクロペイメント用プラットフォーム「Coil」に、約280億円の投資をした。仮想通貨XRPの普及も狙っている。

Xpringがクリエイター支援

リップル社の投資部門「Xpring(スプリング)」は、コンテンツクリエイター向けのマイクロペイメント(少額決済)用プラットフォーム「Coil」に、10億XRPの投資をした。今回の投資で、中長期の仮想通貨XRPの普及も視野に入れている。

Coilは、従来の広告に頼ったビジネスモデルに頼ることなくコンテンツクリエイターがマネタイズを図ることができることを目的としたプラットフォームで、Webサービスや動画配信などのシーンで、投げ銭機能などを介してXRPを受け取ることができるようになる。

Coilの発表によれば、今回の投資による約3億ドル相当の金額は、Coilのビジネスモデルの発展に使われるという。リップル社のインターレジャープロトコルを活用してコンテンツの収益化をより容易にし、少額決済を促進していく。

XpringのトップのEthan Beard氏は、8月15日にブログで、「現代の収益モデルは、広告収入を得ながらユーザーのデータを収集し、それを販売できる大企業にしか実現できない」と説明している。

Coilの目的は、ジャーナリストや動画クリエイターなど、コンテンツを作成する人々が、自身のコンテンツをインターネットを通して、より簡単に発信して収益化できるようにすることだ。Coilは、今回の投資とは別で400万ドル(約4億2400万円)の資金調達にも成功しており、その時もXpringから投資を受けたと発表している。

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