イギリスの国際送金企業がリップルネット(RippleNet)参加を発表

リップル(Ripple)社が8月20日、同社の提案している国際決済ネットワークであるリップルネット(RippleNet)にイギリスのロンドンにある国際送金会社ゼンドペイ(Xendpay)が参加したことを同社の公式ブログ内で発表した。

移民に必要不可欠な送金サービス

Xendpayの製品イノベーション責任者であるバビン・バゲラ(Bhavin Vaghela)氏は、「私たちの顧客の多くはお金を家族へ送金する移民である」と説明している。さらに同氏は、「家賃や住宅ローン、電気代、医療費、教育費の支払いのために、このお金は彼らの家族を支えるために重要だ」と話している。

Xendpayの公式ツイッターアカウントもリップルネットへの参加を認めており、リップル社のツイートをリツイートした上で、リップルネットを使用することで私たちは堅牢で国際的なネットワークなパートナーと結びつき、国境を越えた決済を行う顧客に更に競争力のある送金レートを提供できるとコメントしている。

100以上の国と地域への送金が可能なXendpay

Xendpayは2012年に設立された国際送金会社である。日本を含めた100以上の国や地域を送金相手に選ぶことができ、公式サイトでは英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポーランド語と5か国語に対応している。

ユーザーはウェブサイトあるいはiPhoneアプリで送金の手続きを行い、世界中の銀行口座・現金受け取り場所・モバイルウォレットへと送金できる。送金代金はデビットカード・クレジットカード・銀行振込で支払い可能となっている。

Xendpayはロンドン・バーミンガム・フランス・ポーランド・スペイン・スロバキアに拠点を置くレイショナルグループ(Rational Group)のグループ企業のひとつである。Rational Groupは2005年に設立され、英国金融行為規制機構(FCA)からも支払い機関として認可を受けている。国際送金機関であるスイフト(SWIEF)のメンバーでもあり、2013年には50億ドル以上の送金を行った。

Rational Groupには、Xendpayとレイショナルエフエックス(RationalFX)という外国為替及び国際決済会社が存在する。RationalFXは、英国で初めてリアルタイムの価格で個人にオンライン国際決済サービスを提供した企業である。ヨーロッパ全体で4,000を超える企業と3万を超える個人顧客にサービスを提供している。

リップル(XRP)の価格・相場・チャート

参考
Ripple Supports Xendpay in Opening New Remittance Markets to Stay Ahead of the Competition

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文:かにたま

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