米トップ大学のブロックチェーン科目数、生徒の関心度が増加傾向
コインベースの報告書によると、世界大学トップ50の上位を占める米大学のブロックチェーン科目の提供数と学生の関心度が増加傾向にあるとしている。中ではアメリカの大学がリードしている現状が浮かぶ。

米トップ大学、ブロックチェーン関連の科目数が増加傾向

コインベースの報告書が、世界のトップ50の大学の56%では、現時点で仮想通貨(暗号資産)又はブロックチェーンに関する科目を少なくとも1コース提供しており、2018年比25%増加したと明かした。科目は、コンピューターサイエンス、エンジニアリング、人文化学、ファイナンス等を含む多様な分野にまたがる。

報告書ではまた、ブロックチェーンエコシステムの関与度を基準とするトップ50大学ランキングを公表している。ブロックチェーンと仮想通貨に関連する14科目を提供する名門コーネル大学が1位、MITとニューヨーク大学がそれに続く。

これらの上位大学は、生徒がブロックチェーンに対して関心が増していると見ており、コインベースが調査した735人の生徒の内、2018年の28%に比べ34%がブロックチェーン関連の科目の履修に興味を示した。

ブロックチェーンに関心を示す学生数が増加傾向

更に、調査対象の20%がブロックチェーンを活用して社会の公平性を実現する手段を学びたいとしており、昨年より多くの生徒がブロックチェーンの技術を社会に役立てる事に関心を示している。関心の増加と同時に多くの大学はまた、仮想通貨、ビジネス、人文科学、その他の科目を組み合わせた学際的科目を提供している。

例として、著名大UCバークレーでは、ブロックチェーン技術に関わる法的可能性と潜在的ビジネスモデルを研究する科目を提供。テキサス大学オースティン校でコンピューターサイエンスを教えているCesare Fracassi教授はこのように述べた。

このテーマに関心を示す生徒の中には、現在の銀行制度に不信感を持っているものもいる。彼らは意思決定のプロセスが中央集権的でない代替のシステムを作りたいわけだ。

他の生徒はもう少し実用的な考えをもっており、会社のパーフォマンスと効率性の向上にこの技術をどのように活かしていくかに関心をもっているのではないかと思う。

参考資料 : Coinbase

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