電子マネー「Suica(スイカ)」は、交通機関の乗車や買い物の支払い時に使える便利なツールとして知られています。
しかしSuicaもその機能が使える範囲は限定されていて、利用時にはある程度対応できるエリアを知っておくことがおすすめします。
こちらでSuicaの対応エリアと利用できるお店をチェックして、さらに便利にその機能を利用してみましょう。

Suica(スイカ)が使えるエリアとは?


Suicaが利用できる範囲は、2019年9月現在は大きく7種類のエリアに分けられています。
普段は同じエリアを使うことが多いでしょうが、場所によっては旅行時なども利用できるので、大まかな範囲を確認しておくことがおすすめです。

出典:JR東日本 ホームページ モバイル suica 利用可能エリア https://jreast.co.jp/suica/area/index.html

Suica(スイカ)の対応エリア一覧

首都圏エリア

Suicaは東京を中心とした首都圏エリアを広くカバーしていて、JR東日本であれば基本的に自由に利用することができます。
また首都圏エリアにはICカード「PASMO(パスモ)」が使える範囲も含まれていて、私鉄やバスを利用する際にもSuicaが活躍するでしょう。

仙台エリア

仙台を中心としたエリアでは、Suicaエリアに加えて仙台市交通局が運用する「icsca(イクスカ)」が使える範囲でSuicaが利用できます。
また仙台エリアには「odeca(オデカ)」もあり、気仙沼線BRTと大船渡線BRTの専用ICカードとして利用が可能です。(odecaをSuicaエリアで使うことはできません)

新潟エリア

新潟県の方では、Suicaエリアと路線バスと高速バスが利用できる「りゅーとエリア」が範囲です。
新潟交通ICカードが利用可能な範囲が、りゅーとエリアとなります。

北海道エリア

北海道では、「SAPICA(サピカ)エリア」「Kitaca(キタカ)エリア」「ICAS nimoca(イカすニモカ)エリア」に含まれている各交通機関でSuicaの利用が可能です。
JR北海道や札幌圏の地下鉄やバスなどが、基本的な利用範囲となるでしょう。

東海エリア

東海地方では、「TOICA(トイカ)エリア」「manaca(マナカ)エリア」の各線路がSuicaの利用範囲となります。
JR東海の交通機関と名古屋市交通局の市バスや鉄道などであれば、いつも通りSuicaの利用が可能です。

西日本エリア

関西の方では、「ICOCA(イコカ)エリア」「PiTaPa(ピタパ)エリア(一部社局)」を範囲としてSuicaの利用が行えます。
JR西日本の線路と、阪急電鉄、阪神電車など幅広い範囲が含まれているので、利用時には詳細をチェックしてみましょう。

九州エリア

九州エリアでは、「SUGOCA(スゴカ)エリア」「nimoca(ニモカ)エリア」「はやかけんエリア」がSuicaの利用範囲です。
JR九州と西鉄グループバスの路線、福岡市地下鉄などが具体的なエリアとなり、改札機の入出場等の利用が行えます。

利用エリアをまたいで使うことはできない

Suicaは全国各地で利用できるだけの環境をすでに整えていますが、それぞれのエリアをまたいで利用することはできません。
事前に各エリアをまたぐことがわかっている場合には、移動先に合わせた切符を用意する必要があるでしょう。
またSuicaの対応していないエリアではオートチャージも機能しないので、現金をチャージしておくことも忘れないようにしてください。

Suica(スイカ)のエリア外に乗り越した場合

Suicaの利用エリアから外に乗り越してしまった場合には、下車した駅の係員に対応をお願いしましょう。
乗車した駅からの運賃を計算して、支払うべきお金をその場で精算することになります。
定期券のSuicaを利用している場合には、定期券区間外からの運賃が精算対象です。
また、精算を行なってもSuicaには自動改札機を通って入場したときの記録が残ったままなので、駅で改札入場記録を消去してもらう必要もあります。

Suica(スイカ)を使って買い物ができるお店

Suicaは交通機関の乗車以外にも、さまざまなお店で電子マネーを使った買い物に利用できます。
2019年9月現在、Suicaが使えるお店は広範囲に広がっていて、「駅ナカ」だけでなく「街ナカ」にある各企業も対象となっているのです。
以下ではSuicaの電子マネーが使えるお店を9つのジャンルに分けて紹介しますので、気になるものをチェックしておきましょう。
企業内のすべての店舗が対象になるとは限らないので、利用時にはSuicaに対応しているか調べることも重要です。

出典:JR東日本 ホームページ モバイル suica suicaが使えるお店 https://www.jreast.co.jp/suicamoney/shopping/#genre-life

Suica(スイカ)電子マネー対応店舗

コンビニ・飲料自動販売機

各駅や街の中にあるさまざまなコンビニと自動販売機では、Suicaを利用することができます。
「KIOSK」「New Days」「ローソン」「ファミリーマート」「セブンイレブン」など、有名店舗ではSuicaでの買い物が楽しめるでしょう。

スーパー・ショッピングセンター・百貨店

毎日の買い物を支えてくれるスーパーやショッピングセンターでも、Suicaの対応は浸透しています。
「イオン」「ドン・キホーテ」「まいばすけっと」「オーケー」など、店舗数を豊富に持つ多くの企業がSuicaを導入しているのでチェックしてみましょう。

駅ビル

交通機関と直結している駅ビルも、Suicaと提携を結んでいることが多いです。
「Beans」「アトレ」などの駅ビルが近くにあるのなら、Suicaでの買い物が簡単に行えるでしょう。

グルメ・フード

食事を提供する多くの店舗も、Suicaでのキャッシュレス支払いを積極的に導入しています。
例えば「ガスト」「ケンタッキーフライドチキン」「ドトール」など、広範囲の飲食店がSuicaでの支払いを可能としているのです。

ライフスタイル

生活を豊かにする本屋、家電量販店、ドラッグストアなども、Suicaでの支払いに対応していることが多いです。
「紀伊国屋書店」「ビックカメラ」「マツモトキヨシ」といった大手企業がSuicaの導入を行なっているので、さまざまな買い物をSuicaの電子マネーだけで済ませることもできます。

タクシー・レンタカー・機内販売

Suicaは電車やバスだけでなく、車や飛行機などの交通機関でも利用可能となっています。
「ANA」「オリックスレンタカー」なども対応しているので、この機会に積極的にSuicaを使ってみることがおすすめです。

観光・おでかけ・宿泊施設

Suicaは観光名所や宿泊の際にも気軽に利用できるので、旅行先でも活躍の機会が多くなります。
「日光東照宮」「ホテルニューグランド」などが該当しているため、旅行の際にはぜひSuicaも携帯していきましょう。

アミューズメント

Suicaでの支払いは、カラオケやインターネットカフェにも浸透しはじめています。
「快活クラブ」や「カラオケ館」に行くのなら、Suicaで支払いをまとめることも可能です。

その他

Suicaは各ジャンルに縛られることなく、どんどん提携先の範囲を広げています。
「ヤマト運輸」「Times」などで利用が可能となっているので、支払いの多くをSuicaの電子マネーに任せることもできるでしょう。

Suica(スイカ)が使える場所は拡大中!お店や駅を調べて利用のタイミングを探してみよう

Suicaは全国にその利用エリアを拡大していて、多くの場所で使える電子マネーとして認知されています。
今後もその範囲がどのように広がっていくのか注目して、自分の生活で便利に利用していきましょう。

交通機関だけでなく、さまざまなお店の買い物に使えるのもSuicaの特徴。
既にあらゆる企業がSuicaでの支払いを可能としているので、この機会に電子マネーによるキャッシュレス支払いをはじめてみてはいかがでしょうか。

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