現金を持ち歩かなくていいキャッシュレス決済は便利なものですが、ちょっとしたことでトラブル発生に巻き込まれてしまいます。
電子マネーやQRコード決済も多くの場合、クレジットカードがあってこそ便利なアイテムです。
キャッシュレス生活の芯になるクレジットカードを万一紛失すると、面倒なことになります。
それでは、dカードを紛失してしまったときはどう対処すればいいか紹介していきます。
dカードとは
キャッシュレスの導入が進む中、1台のスマートフォンがあれば、多くのアプリによってさまざまな決済方法を選ぶことが可能です。
電子マネーやQRコード決済などの利用者も多いですが、それらの機能を最大限に使いこなすためにはやはりクレジットカードが必要です。
NTTドコモのdカードは、電子マネーiDや、QRコード決済のd払いを使うにあたっても最適なクレジットカードです。もちろん、カード自体も便利です。
どんな使い方をしても、ポイント還元率も高く、常に1.0%以上です。
高機能なのに、スタンダードクラスのカードであれば年会費は使用の有無に関わらず、永年無料です。
ドコモユーザーでなくてもdカードを作ることはできるので、利用にまったく支障はありません。持っていて損はない上に、使いこなせば快適キャッシュレス生活をおくることができます。
ただし、決済のdカード自体を失くすととてもたいへんなこと。スマートフォンと同様、気を付けて管理しないとなりません。
dカードを紛失したときの問い合わせ先
dカードを紛失、または盗難されたときは、どこに連絡したらいいでしょう。
国内でも海外でも、不正使用を防ぐために、紛失に気付いたら直ちにドコモインフォメーションセンターに連絡するようにしてください。
dカードの不正使用を完全に防ぐことはできませんが、速やかに連絡しておけば、利用者が不正の損害を被ることはありません。
dカードを失くしたことにしばらく気付かず、先に不正使用されてしまったときは補償の対象にならないことがあるのでご注意ください。
国内で紛失した場合
dカードを国内で紛失したときは、警察に届け出るとともに、ドコモインフォメーションセンターへ速やかに連絡してください
近くのドコモショップに届けることもできますが、まず電話をすることが重要です。
ドコモインフォメーションセンターへの電話はフリーダイヤルです。
連絡すると、紛失したdカードは利用停止となります。
0120-159-360
dカードGOLDも番号は共通
24時間年中無休
海外で紛失した場合
海外でdカードを紛失した場合も、dカードの窓口に連絡する必要があります。
電話番号は2種類です。
-800-00300-360
-81-3-5510-2360
受付時間 は24時間(年中無休)で滞在国内通話料または国際通話料金が発生します。
海外で紛失したときの問い合わせ窓口
dカードを海外で紛失したときにも、現地に24時間対応の問い合わせ窓口があって安心です。
海外46か国に電話番号があります。
現地でもインターネットにつながれば、ドコモのサイトから確認できます。
電話が繋がりにくい場合やデスクのない地域の場合は下記窓口に連絡してください。
81-3-5392-7314
現地オペレーターにコレクトコールの旨を伝える
旅行の最中にdカードの紛失・盗難に遭った場合、残りの日程で買い物などにカードは必要になってくるかもしれません。
ですが安心です。dカードには緊急カード発行サービスがあって、滞在地に暫定カードを届けてもらえます(引き渡し場所に制限が付く場合あり)。
暫定カードは、dゴールドGOLDなら無料で発行してもらえます。
スタンダードクラスのdカードの場合、11,000円(税込)必要です。
さらに、「緊急(キャッシュ)サービス」もあります。
1,000米ドル相当額以内で、現地通貨を用立ててもらえます。これは貸付ですので、利息が掛かります。
これだけ手持ちの現金があれば、不幸に負けず引き続き旅行を楽しむことができ、帰国するまで困らないでしょう。
このようなサービスを実施しているクレジットカードはあまり見受けられません。
海外での紛失等の際にサービスが優れているのは、JCBとアメリカン・エキスプレスカードですが、いざというときのサービスに定評のあるJCBでも、カードを届けてくれはしません。
dカードは年会費無料でこのサービスという点で、かなり優れたものといえます。
家族での海外旅行時は家族カードがバックアップになる
dカードを紛失・盗難に遭った際は直ちに届け出て利用停止をしなければなりません。
ですが、家族カードを発行していた場合は、バックアップとして働きます。
利用停止となるのは、本カード・家族カードを問わず紛失したカードだけですので、同行の家族の持っているdカードには影響は出ません。
家族カードを持っていれば、再発行をして暫定カードを出してもらわなくても、旅行中を乗り切ることができます。
dカードを不正利用されても安心
クレジットカードを紛失し、または盗難に遭うと、不正使用に遭いやすくなります。
カード現物も、少額ならサインなく使えます。ただ、防犯カメラのあるコンビニ等では誰が使用したかすぐに特定することができるので、あまり使用されることはありません。
もっと起こりやすいのは、カード現物には書かれているセキュリティコードを入力して、ネットショッピングに悪用されてしまうことです。
ですがdカードの場合、会員補償制度があり、不正使用に遭った際も、きちんと届け出ておけば安心です。
紛失・盗難届出日の90日前から、NTTドコモが損害を補償してくれます。
カードを紛失していなくても不正利用はあり得ますが、その場合も同様の補償となります。
補償の例外として、暗証番号を利用された場合、その流出がカード会員の雑な管理に基づく場合は対象外となります。
生年月日などの特定されやすい番号を暗証番号にしていたような場合、不正使用されても損失補償がないことがあるので気を付けましょう。
dカードの再発行手数料はいくらかかる?
dカードを紛失した場合、再発行してもらうことになりますが、スタンダードクラスのdカードは1,100円(税込)の手数料が必要です。dカードGOLDは無料となっています。
海外でカード紛失して、暫定カードを発行してもらった後でも、再びカード発行のために手数料が掛かります。
dカードなら万が一でも安心
dカードは、年会費無料なのに紛失・盗難の際のサービスが優れているカードです。
特に、海外での紛失の際に暫定カードを届けてくれるサービスはその後も安心して旅行を続けられる心強いサービスです。
ドコモユーザーでなくてもdカードは作ることができるので、海外旅行の際には、dカードを1枚持っておくと安心できることでしょう。