仮想通貨チリーズ(Chiliz)が10月25日、ツイッチ・ツイッター(ペリスコープ)・ユーチューブ・フェイスブックと4つの配信方法を通じて質問会(Ask Me Anything)を開催した。
この放送中にチリーズのアレクサンドレ・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)最高経営責任者(CEO)は、ファントークンオファリング(FTO:Fan Token Offering)という独自の方式でイタリアのサッカーチームであるユベントスのファントークンを11月末に2ユーロで販売することを発表している。
ファントークンオファリングとは
ファントークンオファリングとは、チリーズのプラットフォームであるソシオスドットコム(socios.com)を通じて行われるファントークンの販売方法である。11月6日にソフトローンチされるソシオスドットコムのアプリ上でファントークンは、チリーズを使って取引される。
ユベントスを含めてsocios.comは、現段階で6つのサッカーチームと1つのeスポーツチームと提携している。25日の質問会では、提携全チームのファントークンオファリング開催時期を発表した。ユベントス以外の提携チームのファントークンオファリングは、以下のタイミングで行われる。
- パリ・サンジェルマン:2020年1月開催予定
- アトレティコ・マドリード:2020年1月開催予定
- ガラタサライ:2020年2月開催予定
- ウェストハム・ユナイテッド:2020年2月開催予定
- ASローマ:2020年2月開催予定
- OG(eスポーツチーム):2020年3月開催予定
なおこれまでにアトレティコ・マドリードのファントークンは2ユーロ、ウェストハム・ユナイテッドのファントークンは1ポンドでファントークンオファリングが行われると発表されている。
ファントークンとは
ファントークンには、各チームが行う投票への参加機能が付いている。投票には各チームが投票結果に必ず従う拘束力のあるものと、必ずしも結果に従う必要のないものの2種類が存在する。なお投票にファントークンを使用しても、ファントークンそのものは消費しない。25日の質問会でアレクサンドレ最高経営責任者は、「会員カードのような感覚で使って欲しい」と語っている。
参考
・Chiliz $CHZ x Socios.com – Alex Dreyfus Keynote October 25th 1PM CEST
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文:かにたま