シンガポールの仮想通貨取引所ビットゥルー(Bitrue)が仮想通貨担保による貸付市場に参入する。ビットゥルーは50以上のXRPペアをサポートしている。

イーサリアム上のDeFiの重要プロジェクトであるMaker DAOは、12月6日から行っていたDebt CeillingとDSR(Dai Savings Rate)の年利、SAI(DAI)の安定化手数料(Stability Fee)の変更を行う投票を反映。オンチェーンガバナンスによる4.8万MKRの投票によりDSRは2倍となる4%へと引き上げられた。

 

出典:Maker DAO

 

Maker DAOのDSRは4%へ引き上げし、CompoundよりAPRが上昇

11月18日にローンチしたMaker DAOの新たなコントラクトであるMCD(マルチコラテラルDAI)は、新たなDAIの価格を安定させるためのプロトコルであるDSRを導入している。このDSRは簡単に言えばレンディングのようなもので、ETHとBATを担保にして発行しているユーザーが支払うMaker DAOの安定化手数料から捻出されるというものだ。

レンディングコントラクトのCompoundが11月待つにMCD(DAI)に対応するまで、MCDでのレンディングはDSRの2%の固定年利しか提供されていなかった。対して今回DSRの年利が2%から2倍となる4%へ引き上げられたことで、MCDとSAI両方ともCompoundでの年利よりも高くなったことになる。

これにより、SAIからMCDへの移行インセンティブは高くなり、MCDへの移行がより進むことになるだろう。

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SAIのDebt Ceilings(債務上限)の引き上げ

Debt Ceilingsとは直訳すると債務上限のことを指し、Maker DAOのプロトコルでは簡単にいうとETHやBATを担保に発行できるDAI数を制限する最大発行上限のようなものとなる。今回の投票ではMCDのDebt Ceilingsの引き上げが提案、結果としてETHのDebt Ceilingsは7500万に引き上げられた。

これによりMCD全体は

 

ETH Debt Ceilings:7,500万DAI

BAT Debt Ceilings:3,000万DAI

合計:1.05億DAI

 

となる。対してSAIは9500万SAIに引き下げられ、安定化手数料は1%から3%へと引き上げとなった。

DAIのドミナンスは約50%へ

これらの変更により、MCDからSAIへの移行するための流動性は低下することになり、DSRが高いAPRを維持することができるため、MCDへの移行が進む形となるだろう。12月3日には、DeFiエコシステムの9割が既にMCDへ移行しており、SAIからDAIへの移行率は43.51%となっていた。

今回のMaker DAOの変更によりDAIの移行率は約50%となっており、DSR目的での移行がより増えていくと見られる。まだSAIを保有してレンディングしているユーザーはDAIへ移行することが好ましいだろう。

 

出典:Sai2Dai

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