ポルノハブにUSDT

世界最大規模のアダルトサイト「Pornhub」が給与の支払い手段として、仮想通貨テザー(USDT)を新たに採用した。

発表によると、モデルなどへの給与の支払いは、通常のUSDT(omni)のほかに、トロンブロックチェーンで動作するUSDTを採用するという。

ことの発端は、主要決済手段としていたPayPalが2019年末、「PayPalの利用規定ポリシーの違反」を理由にPornhubとのサービス契約の停止を発表したことにある。決済サービスの停止を受け、所属するモデルへの給与支払い手段に問題が生じていた。

当時、同社が仮想通貨Verge(XVG)を決済手段としていたことを背景に、仮想通貨業界から、仮想通貨による支払い手段への対応を呼びかける活動が行われた。

USDTの発行企業テザー社は姉妹企業Bitfinex社とともに、テザー準備金の不正利用疑惑で裁判を行なっている状況にあるが、市場のマーケットドミナンスや、今回のポルノハブの導入事例も含め、依然USDTに対する市場の需要の高さを証明している。

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