日鉄興和不動産、マンション入居者向けのオンデマンドバス実証実験へ

日鉄興和不動産が明日2月21日(金)より、同社の分譲マンション「リビオシティ・ルネ葛西」においてマンション向けMaaS(マンション専用オンデマンドモビリティ)「FRECRU(フリクル)」の実証実験を開始します。

利用料支払いでPayPay対応も

実証実験は、MONET Technologiesが提供する配車プラットフォームと乗車予約ができるスマートフォンアプリを利用し、マンション入居者に向け26人乗りマイクロバスの運行を実施します。
マンション向けMaaSの利用ニーズや行き先、導入によるマンション向けモビリティの採算性向上、最適オペレーションを検証するとしています。

9:30~23:00に駅や病院など11箇所の周辺乗降ポイントへ運行し、朝の通勤時間帯である7:00~9:00の間は最寄りである葛西駅までの運行も実施します。
マンションの入居者はMONETのスマートフォンアプリから、乗車の24時間前から10分前まで予約が可能。事前購入制のチケットやスマホ決済サービスのPayPayで利用料が支払えるようになっています。
また、複数の配車リクエストがあった場合は乗客の乗り降りを繰り返しながら、状況に応じて自動設定される最適ルートで目的地へ運行するとのことです。

今後は周辺施設との連携や社内広告配信、運行休止日の車体を活用したバスツアー企画などといった、付加価値向上策も検討・検証するといいます。
さらに実証実験の結果を踏まえ、葛西エリアで開発中の新築マンションとの連携、日鉄興和不動産の物件が集中するエリアにおけるサービス提供など、エリア拡大も目指すとしています。

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