仮想通貨のインデックスファンド提供へ

米投資運用企業Bitwiseが、仮想通貨(暗号資産)のインデックスファンドの提供を目指していることが分かった。

ファンドの名称は「Bitwise 10 Index Fund」。米証券取引委員会(SEC)の規制下にあるOTC市場「OTCQX」への上場を予定する。

ファンドの連動指数銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム (ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、イオス(EOS)、テゾス(XTZ)、ステラ(XLM)、カルダノ(ADA)。時価総額の85%を占めるようになるという。

BitwiseのCEOであるHunter Horsley氏は、米金融取引業自主規制機構(FINRA)にすぐに申請を行うと説明。今年の下半期には認可されると予想している。認可が下りれば個人投資家含め、米最大手投資ブローカーのCharles SchwabやTD Ameritradeのような人気のプラットフォームで取引ができるようになるという。

これは証券口座を通して広く取引できる初めての仮想通貨インデックス商品だ。取引で従来のツールを利用できるようにシンプルな仕組みにしている。セカンダリーマーケットも投資家が利用できるようにする予定だ」と説明している。

またHorsley氏は、1月に取り下げたビットコインETFの申請は今後も続けると明かした。「『Bitwise 10 Index Fund』と合わせて投資家に選択肢を提供したい。SECが安心して承認できるように我々は今後も取り組んでいく」と述べている。

関連再審査中のBitwise版ビットコインETF、申請取り下げ

CoinPostの注目記事

Bitfinex、2.8億ドル仮想通貨のヘッジファンドを上場 機関投資家マネーの流入に期待
仮想通貨取引所Bitfinexが初めて、仮想通貨のヘッジファンドを上場。同社の技術責任者が規模や詳細、今後の計画について語った。
仮想通貨ビットコインの下落「ヘッジファンドに原因か」 米GS出身の金融専門家が指摘
リサーチ企業Global Macro InvestorのCEOであるRaoul Pal氏が、最近の仮想通貨ビットコインの価格下落は、ヘッジファンドに原因があるかもしれないとの見解を示した。一方でPal氏は、今の状況でも強気な姿勢を貫いている。
おすすめの記事