仮想通貨と法定通貨の両替が可能な仮想通貨ATMが、ロシアの主要都市で50台以上も稼働中だ。
世界的な仮想通貨ブームは、一時に比べて下火になりつつあるものの、仮想通貨ATMは未だ衰えていない。
仮想通貨ATM、ロシア主要都市50箇所以上で稼働
ロシア国内では、モスクワなど少なくとも52箇所に仮想通貨ATMが設置されていることが調査によって明らかになった。
これらのATMはどれも合法なものであり、ビットコインはもちろん、イーサリアム、ダッシュなど約10種類の仮想通貨と米ドル、ロシアルーブル、インドルピーなどの法定通貨に対応している。
ユーザーはモバイルウォレットを利用して、両替や送金を行うことが可能になっている。
ロシアは仮想通貨関連法整備に意欲的
ロシアでは仮想通貨の悪用を防ぎ、経済的活用を図るため、法整備を巡る議論・活動が活発に行われている。
以前も違法に運用されていた仮想通貨ATMが20台以上当局により撤去された。
また、仮想通貨資産の法的な扱いを決めるための議論がロシア下院では議論されており、今年春の議会では仮想通貨関連ブロックチェーンビジネスを試験的に許可する法案が提出される。
このように仮想通貨を巡る法整備に力を入れ、積極的に経済へ取り入れようという動きは世界各国で盛んに行われている。
仮想通貨の国際的ブームは、どうやら未だに冷めきってはいないようだ。