クレジットカードのポイント還元率や、政府主導のキャッシュレス還元事業などの推進によって、近年は、店舗での支払い方法も多様化し、支払い手段となるキャッシュレス決済導入サービスも数多くリリースされています。
大手チェーン店などが、販売機会を逃さないために、多くのキャッシュレス決済サービスに対応していく中で、個人事業で生計を立てている方にとっては、不安に感じる部分も多いのではないでしょうか。
この記事では、スマホ決済の導入は個人事業主でもできるのかについて、導入メリットや費用などを解説します。
スマホ決済の導入は個人事業主でもできる?
スマホ決済の導入は個人事業主でも可能です。数多くの決済方法がリリースされているのと同時に、スマホ決済導入がより身近になるサービスも増加しています。
現在、有名なスマホ決済を導入するサービスとして「STORES決済」「Airペイ」「楽天ペイ」「Square」などがあり、導入に関わる初期費用・月額料金なども無料としている場合が多いのです。
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個人事業主の方がスマホ決済を導入するメリットは?
注目を集めているスマホ決済ですが、そもそも個人事業主がスマホ決済を導入するメリットはどんなものがあるのでしょうか。
いくつかの大きな要因をピックアップして解説します。
移動販売やイベントでも持ち運べる
スマホ決済を支援するサービスのほとんどは、iPadなどのタブレットと決済端末をBluetooth接続して利用する仕組みとなっています。そのため、インターネットが接続できる環境が整っていれば、どこでもカード決済や電子マネー決済、QRコード決済を行うことが可能となるのです。
例えば、飲食店を経営している方であれば、店舗決済の他にも、多くのお店が集まるイベントなどに持ち運ぶことができます。その他にも、「出張を伴うサービスでの決済」「修理サービスなど相手先での決済」などにも力を発揮するのです。
支払い方法の手軽さだけでなく、決済を行う側の手軽さも多くの個人事業主の方に受け入れられている点と言えます。
決済手数料が安め
大手カード会社が提供をしている従来の大きめのカード決済サービスは、4%〜7%の決済手数料が相場です。スマホ決済アプリは、その従来の決済手数料よりも安価に利用できる点がメリットと言えるでしょう。
スマホ決済アプリを提供している多くの企業は、初期費用・月額費用を徴収していません。また、決済手数料は各社で3%〜4%に収まる範囲で提供されている点も、個人事業主の方にはうれしいポイントでしょう。
サービスを利用する事業を増やしていきたいという点もあり、安価な決済手数料設定となっています。
多様な支払い方法に対応している
スマホ決済サービスのもう1つのメリットは、持ち運びがしやすい小さな端末であるのに対してクレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済などのほとんどに対応していることです。
近年は、クレジットカード決済以外にも、都心部のビジネスマンであればSuicaなどの電子マネー決済、ポイント還元を多く受け取りたい方はLINE Pay、楽天PayなどのQRコード決済など支払いは多様化しています。
ほとんどの支払い方法に対応している点は、販売機会を逃さない点において大きな利点です。
スマホ決済の導入費用は?
スマホ決済の導入費用は、前述した通り、導入手数料・月額料金は無料のサービスが多いです。端末料金については、サービスによって掛かる場合もありますが、キャンペーンの利用などで実質無料になる場合も珍しくありません。
サービスによって細かな前提条件が多くあるため、各サービスのホームーページより確認することをおすすめします。
初期費用、決済手数料だけでなく入金手数料も0円
スマホ決済の決済手数料はいくら?
スマホ決済サービスでの決済時に掛かる手数料は以下の通りです。
ぜひ、決済サービスを選ぶ際の参考にしてみてください。
サービス名 | 決済手数料 |
---|---|
PayPay | 2021年9月30日まで無料 |
楽天Pay(楽天ペイ) | 3.24% (楽天以外のJCBカードは3.74%が適用) |
au PAY | 無料 ※通常3.25%、2021年7月31日まで無料 |
STORES 決済(旧:Coiney) | 3.24%〜3.74% |
Airペイ(エアペイ) | 3.24%〜3.74% (支払い方法によって異なる) |
おてがるPay | 3.24%〜3.74% (支払い方法によって異なる) |
スマホ決済の個人事業主でも導入可能なおすすめサービスは?
スマホ決済サービスの中でも、個人事業主の方がおすすめのサービスをピックアップして解説します。
Airペイ(エアペイ)
リクルートがサービスを提供しており、決済手数料も業界最安値である点から、多くの方から支持を得ている決済サービスです。対応している決済サービスもクレジットカードから、交通系電子マネー、Apple PayやiD、PayPayなどのQRコード決済なども含めてほとんどの支払い方法に対応しています。
そしてAirペイの大きな強みとしては、支払いに対してTポイント・Pontaポイント・WAONポイントが貯められる点です。(別途契約が必要)支払いに対応しているだけでなく、支払った金額に応じてポイント付与も行うことができれば、新規顧客の開拓にもつながる可能性があります。
また、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行を振込先に指定している場合は、1ヶ月に最大6回の入金が実施されるのもうれしいポイントです。売上を素早く口座に入金してほしいというニーズが強い方にはおすすめと言えるでしょう。
STORES 決済(旧:Coiney)
STORES 決済は主にネットショップなどの作成を支援する企業が提供する決済サービスです。
はじめての方専用の無料相談窓口も用意されていて、新しくお店をオープンする方も安心して利用できる人気のサービスです。
また、新規開業から1年以内の方限定で、対応する決済サービスが分かりやすくなるアクリルPOPもプレゼントされ、利用客の拡大をさらに後押ししてくれるでしょう。
PayPay(ペイペイ)
PayPayは2021年9月30日までは、決済手数料が0円のキャンペーンが実施されているのです。導入費用と決済手数料の高さが気になる方は、まずはPayPayだけスタートするのもおすすめと言えるでしょう。
さらにPayPayは加盟店が280万ヶ所を突破しているため、集客アップにつながります。
スマホ決済の導入は個人事業主でも簡単!
この記事では、スマホ決済の導入について決済手数料や導入するメリットなどを踏まえて解説しました。スマホ決済の導入については、数多くのサービスがリリースされることもありむずかしい操作などなく簡単に導入することが可能になっています。
それぞれのサービスの特徴を理解しながら、ぜひ、スマホ決済サービスを導入してみてはいかがでしょうか。
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