3月9日の仮想通貨市場では、主要銘柄がそろって上値の重い展開となりました。背景には中東情勢の緊張を受けた原油価格の急騰があります。

原油は100ドルを超える水準まで上昇し、金融市場ではリスク回避姿勢が強まりました。株式と同様に仮想通貨市場でも資金の流入が鈍る展開となっています。

ビットコイン・イーサリアム・リップル価格調整|米雇用統計警戒とドル高で仮想通貨下落

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ビットコイン下落後の戻り鈍化、6万7000ドル攻防続く

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは8日以降、下落後の戻りが鈍い推移が続いています。

9日11時時点では6万6527ドル付近で推移しており、8日から9日にかけては6万5000ドル台から6万7000ドル付近のレンジでの値動きとなりました。

短期的には6万7000ドル付近での攻防が続いています。

イーサリアム、2000ドル届かず 1900ドル台で推移

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムは1900ドル台での推移が続いています。

9日11時時点では1958ドル付近で推移しており、8日以降は1900ドル台前半まで下落する場面を挟みながらも、2000ドルを回復できない状態が続いています。

リップル、1.30ドル台半ばで推移 1.40ドル回復届かず

XRP/USDT 1時間足チャート

リップルは1.30ドル台半ばでの推移となっています。

9日11時時点では1.34ドル付近で推移しており、8日以降は1.33ドルから1.36ドル付近のレンジで推移しました。

1.40ドル台の回復には至っておらず、アルトコイン全体でも戻りの鈍さが確認されています。

中東情勢の不透明感、仮想通貨相場の重しに

今回の相場で意識されたのは中東情勢の不透明感です。

イランでは新たな指導体制を巡る動きが続いており、政治の先行きが見通しにくい状況となっています。またイラン大統領は周辺国への攻撃について謝罪した一方、米国側が求めた無条件降伏の要求を拒否しており、双方の立場の隔たりが改めて示されました。

こうした状況を受けてエネルギー市場では供給不安が強まり、原油価格は100ドルを上回る水準まで上昇しました。原油高はインフレ再燃への警戒を強めるため、株式や仮想通貨などのリスク資産には慎重な姿勢が広がりやすくなります。

今回の仮想通貨市場でも、その影響が上値の重しとして意識されました。

BTC6万7000ドル攻防続く、市場は米CPIを注視

足元で市場参加者が注目しているのは、ビットコインが6万7000ドル前後の水準を維持できるかどうかです。上値では7万ドル、イーサリアムでは2000ドル、リップルでは1.40ドル台が短期的な節目として意識されています。

今後は3月11日に発表される米消費者物価指数(CPI)が次の焦点となります。
原油高がインフレ見通しや金利観測にどの程度影響するのかが、仮想通貨市場の方向感にも影響を与える可能性があります。

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