イーサリアム財団は2026年3月14日、米ナスダック上場企業ビットマインに対し、5000ETH(約15億円相当)を相対取引(OTC)で売却したと発表しました。

OTC取引は、取引所を介さずに売り手と買い手が直接売買する方法で、大口取引でも市場価格への影響を抑えやすいとされています。

イーサリアム財団、上場企業へのETH売却は2例目

今回の売却は、イーサリアム財団が上場企業に対してETHを直接売却する2例目の事例です。

財団によると、売却で得た資金は、プロトコルの研究開発、エコシステム整備、コミュニティへの助成金など、財団の主要な活動に充てられる予定です。

取引は、セキュリティ性の高いSafeマルチシグウォレットを通じてオンチェーンで実行されました。

イーサリアム財団はこれまでも保有ETHを売却してきましたが、2025年9月に取引所経由で1万ETHを売却した際には、市場への売り圧力を懸念する声がコミュニティから上がりました。こうした背景もあり、今回のOTC取引は市場への影響を抑えながら資金を確保する手法として受け止められています。

トム・リー氏会長のビットマインがETH取得

売却先のビットマインは、ウォール街の著名アナリストであるトム・リー氏が会長を務める企業です。

同社は機関投資家としてイーサリアムを自社資産に組み入れており、公式Xでは「イーサリアム財団の取り組みを支援できることを嬉しく思う。今後もETHを積み増していく」とコメントしています。

今回の売却後も、イーサリアム財団は約17万ETH(約568億円相当)を保有しています。

また、2026年2月からは保有ETHの一部を段階的にステーキングする計画も進めており、最終的には約7万ETHをネットワークのバリデーターに配分する予定です。

今回のOTC取引は、財団の運営資金を確保するための資金調達の一環とみられます。今後も財団の資金運用の動向や、機関投資家によるイーサリアムへの投資姿勢が注目されます。

画像:shutterstock

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