暗号通貨ネム(NEM)カタパルト後の新ブランド名は「Symbol」に決定

仮想通貨NEMの新ブランド名決定

暗号通貨ネム(NEM)は次世代ブロックチェーンであるカタパルト(Catapult)について、ネム財団より新たなブランドを用いることが提案された。2019年12月20日より新ブランドの候補である「シンボル(Symbol)」という名称に対して、コミュニティ投票が開始された。投票の結果、賛成が91.05%となり可決された。よって、ネムカタパルトの新ブランドは「Symbol」となる。

Symbolトップ
出典:Catapult Brand Update #9

Symbolは、エンタープライズを対象としたブロックチェーンとなり、そのキャッチフレーズは「可能性の拡大」という意味を持つ「パワーリング・ポシビリティ(Powering Possibility)」とされている。コスト削減や複雑さの解消など、価値創造のためのサポートとして、Symbolブロックチェーンを企業に提供していくようだ。

ビジネスに競合優位性を持たせるために、Symbolには機能を簡単にプラグイン化できるエンジンを持ち、簡単で素早い実用的な展開をもたらすことも可能となっている。また、今まで簡単に利用することが難しかったオンチェーントランザクションをより簡単に利用するために、使い切りのスマートコントラクトを構成することもできる。

セキュリティと信頼性は実証済みのシステムを持っており、金融や銀行システムに利用できるほどだ。既にリトアニア中央銀行でもSymbolブロックチェーンを活用することが決まっており、今後は銀行と利用者を繋げていくことだろう。

なお、アイコンは開かれた腕を表現しており、コラボレーション、オープンさ、可能性を想起させるものとなっている。

1月中旬にはティッカー投票を予定

また1月中旬には、Symbolに関するティッカー投票が行われるようだ。ティッカーとは、市場で銘柄を区別するためにアセットへ付けられるものだ。ビットコインならば「BTC」、イーサリアムならば「ETH」となっている。

Symbolのティッカー名の候補は、Symbol、Symbl、sYmbol、XYM、SYMX、XSYM、XBLとなっている。ISOに準拠するためには、最大3文字にする必要があるようだ。個人的には、ネム(NEM)のティッカーがXEMであった流れなどを考えると、XYMやXBLあたりがイメージしやすいのではないかと思う。

2020年1月末には、Symbolのフォント、タイポグラフィ、ロゴの使用法、画像などを含むブランドガイドラインとビジュアルガイドが公開される予定となっている。2020年はネムカタパルトのローンチも期待されているため、新ブランドSymbolとしてどう進んでいくのか、今後の動向に注目したい。

ネム(NEM/XEM)の価格・相場・チャート

参考
Branding Proposal
Catapult Brand Update #9

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