アメリカ・カリフォルニア州を拠点とする住宅関連のスタートアップHOMMAが、シリーズAラウンドの資金調達において、ファーストクローズを約800万ドル(約8.7億円)で完了したことを発表した。
これにより、株式による累計資金調達額は約2,600万ドル(約28億円)となった。
ドコモ、コクヨなど新規株主に
HOMMAは2016年5月に設立。住宅取引で中古の戸建てが約9割を占めるアメリカにおいて、独自の建築デザインと自社開発のスマートホーム技術「Cornerstone AI®」を融合させた、次世代のスマートホームの実現を目指している。
資金調達により、新たなブランディングとともにプロダクトの強化を図っていくとのこと。2021年11月竣工予定の「HOMMA HAUS Mount Tabor」を皮切りに、オレゴン州ポートランド地域において、都市型プレミアムコンパクト住宅「HOMMA HAUS」を複数展開していく。
「HOMMA HAUS」は、徒歩圏内で生活が成り立つ利便性の高い立地に建てられ、優れたデザイン性とビルトインされたスマートホーム体験で高いプレミアム性を実現。
さらに、サイズをコンパクト化することで若年層にも手が届きやすい価格帯になっており、効率的な間取りや豊富な収納スペースでサイズ以上の快適性を確保している。
今回の資金調達では既存株主であるB Dash Ventures、Mistletoe、D4Vが過去のシードラウンドに続き3度目の投資を実施。Convertible Noteで投資をしているレモンガス、城東テクノ、野原ホールディングス、Goldengate Investment Clubが、フォローオン投資として参加している。
また、NTTドコモ・ベンチャーズ、コクヨ、プロパティーエージェント、アクアクララ、サニーサイドアップが新たに株主として参加した。