イランは自国独自の仮想通貨発行への最終段階にいるようだ。
国内のゴールドショップが支援するデジタル通貨PayMonの発行を国が公表している。
イランは自国仮想通貨発行への最終段階に
イランは自国の仮想通貨発行に向けた最終段階に入っているようだ。
1月末にイランでは仮想通貨の全面的な禁止を発表していたが、そこから約二週間後に、国内のゴールドショップが支援するデジタル通貨PayMonの発売を国が発表している。
しかし、具体的な使用法や詳細はまだ発表されていない。
イラン中央銀行が、決済における政府未認可の仮想通貨の利用を全面的に禁止する方針を立てた。背景には自国通貨リアルの保護という狙いがある。
このような国単位での仮想通貨導入の動きが活発になっている背景には、米国からの経済制裁があると言われている。
昨年11月に米国は経済制裁第二弾を実施。イラン産原油の売買やイラン銀行との決済の禁止を結構した結果、国内では外貨が不足し、自国通貨リラが下落するという事態が発生していた。
表面上は仮想通貨を禁止しているものの、経済制裁から自国通貨を保護するために仮想通貨導入を検討しているのかもしれない。
ブロックチェーン専門家であるHamid Reza Shaabani氏はロシア報道局スプートニクに対し、「イランが発行する通貨はStellarネットワークを介して発行される。」と言及。
最初は国全体に仮想通貨の価値を広め、認識させるために全国のゴールドショップがPayMonを支援するとShaabani氏は追記している。