暗号資産(仮想通貨)市場は、大きな下落を見せており、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の2大通貨は、24時間で7〜8%の下落を記録しています。

ウクライナ情勢が市場に与える影響

コインマーケットキャップ(CionMarketCap)のデータによると、ビットコインは直近の24時間で8%近く下落。同レベルの下げ幅は、ほぼ1ヵ月前の1月21日に記録しており、その後市場は徐々に盛り返して、ビットコインは直近の14日間で10%程度値を上げたものの、再度急激な下落を見せました。

オアンダ(OANDA)証券のアメリカ統括シニア・マーケットアナリストであるエドワード・モーヤ(Edward Moya)氏は、ロシア軍によるウクライナ侵攻の危機が、ウォール街を刺激して市場に緊張感が走り、ビットコインの価格にも影響を与えたとメールでコメントしましています。執筆時点でビットコインは、467万円前後まで下落しています。

モーヤ氏は「ウォール街はすでに完全なリスク回避モードに入っており、ビットコインもその影響を受けている。地政学上の不安と中央銀行による金融引き締めに対する危機感が、仮想通貨市場全体に下向きの圧力を加えている」とも述べています。

仮想通貨市場全体でも大きく下落

仮想通貨価格の下落は、アメリカ国内で高まりつつある政府による監視の強化の影響もあるようです。連邦捜査局(FBI)は仮想通貨関連の犯罪を取り締まるため、専門捜査チームを結成しました。また司法省でもすでにNCETという、仮想通貨犯罪に対する専門チームを設立しています。

今後は司法省とFBIが連携して、仮想通貨関連の犯罪を防ぐため、さまざまな分析やサポート、さらに革新的な捜査ツールの開発などに全力を尽くすという公式発表もありました。

イーサリアムも深刻な状況にあり、直近24時間で8%以上値下がりして2,895ドル(約33万3,300円)にまで下落しています。コインマーケットキャップによると、これは2021年11月に記録した4,892ドル(約56万3,300円)の最高値から41%も下落した価格です。

下落しているのはトップ2の仮想通貨だけではありません。市場ではほとんどの通貨が平均7%の下落を記録し、市場全体の時価総額は1兆8,000億ドル(約207兆2,500億円)にまで下がっています。

マーケットキャップ100位以内の各通貨を見てみると、ソラナ(SOL)は8%下落して94ドル(約10,800円)、テラ(LUNA)やポルカドット(DOT)、シバイヌコイン(SHIB)も同様の下げ幅を記録しています。さらに深刻な状況にある通貨では、直近24時間でラリー(RLY)が21%近く下落、ファイルコイン(FIL)とシータ(THETA)が共に約12%下落しています。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート
イーサリアム(ETH)の価格・相場・チャート

参考
Bitcoin, Ethereum and Other Top Coins Fall as Crypto Market Stumbles

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