米国の人気YouTuberローガン・ポール氏が所有する1998年製ポケモンカード「ピカチュウ・イラストレーター」が、米国の高額品オークションサイトGoldin Auctionsに出品され、注目を集めています。

同カードは、鑑定会社PSAの10段階評価において最高評価である「GEM MT 10」を獲得した、現存する唯一のPSA10個体です。
現在の最高入札額は510万ドルに達しており、日本円換算では約8億円相当なっています。

世界唯一のPSA10個体が特典付きで競売、2月16日まで実施

Goldinの出品情報によると、本オークションにはすでに多数の入札が集まっており、競売は日本時間2026年2月16日夜まで続く予定です。

今回のロットには、カード本体に加え、ローガン・ポール氏がカスタムメイドしたダイヤモンドネックレスが付属します。このネックレスは、同氏が過去にWrestleManiaの場で実際に着用していたものとしても知られています。また、落札後はカードおよびネックレスをローガン・ポール氏本人が直接手渡しすると明記されています。

落札者は最終入札額に加えて24%のバイヤーズプレミアム(買い手手数料)を支払う必要があります。現在の入札額で落札された場合、手数料込みの総支払額は約632万ドル、日本円でおよそ10億円相当に達する見込みです。

ポケモンカード市場とNFT・RWAの接点、広がる「トークン化コレクター資産」

近年、ポケモンカードを含むトレーディングカード市場では、NFTやRWA(Real World Asset)を活用した新たな取引のあり方にも注目が集まっています。今回のオークション自体はNFTやブロックチェーンが関与するものではありませんが、コレクターズ資産を巡る価値形成の考え方は、Web3領域とも一定の共通点を持っています。

実際、海外を中心に、実物のトレーディングカードを専門機関で鑑定・保管したうえで、その所有権や権利性をNFTとして発行・取引する「トークン化トレーディングカード」の取り組みが広がりつつあります。こうした分野では、コレクターズアイテムの流動性を高める手段としてブロックチェーン技術が活用されており、市場規模の拡大を示す事例も報告されています。

これらのNFTは、単なるデジタルイラストとは異なり、現物資産と1対1で紐づけられた所有権証明や取引履歴の可視化を目的として設計されている点が特徴です。希少性、鑑定評価、来歴といった要素が価格を左右する構造は、今回の「ピカチュウ・イラストレーター」における高額入札とも重なる部分があります。

ポケモンカードを巡る市場は、現物オークションとNFT・RWAという異なる文脈の中で広がりを見せています。暗号資産・Web3領域においても、コレクターズ資産を起点としたユースケースは引き続き注目されており、リアル資産とデジタル技術の接点が今後どのように発展していくのかが注目されます。

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