米大手デリバティブ取引所のCMEグループは2月19日、ビットコインおよびイーサリアムの先物・オプション取引を原則365日体制へ拡大すると発表しました。
取引は5月30日午前6時にCME Globexで開始される予定で、実施には規制当局の承認が前提となります。
これまでCMEの暗号資産デリバティブは、週末を含む連続取引ではありませんでした。
一方、暗号資産市場は土日や祝日も含め365日動き続けています。
そのため週末に価格が急変しても、CME市場では機関投資家が即時にポジションを調整できない時間帯がありましたが、今回の拡張はその時間差を解消する取り組みです。
新体制では週末に少なくとも2時間の定期メンテナンス時間を設けますが、それ以外は継続的に取引が可能となります。
金曜夕方から日曜夕方までに成立した取引は翌営業日付として扱われ、清算や決済、規制報告も翌営業日に処理され、既存の清算体制を維持しながら、実質的に取引機会を広げる設計です。
今回の365日体制への移行は、単なる取引時間の延長にとどまりません。
週末を含めてヘッジが可能になることで、機関投資家のリスク管理や資本配分の在り方にも影響が及ぶとみられます。
暗号資産市場と伝統的金融市場の時間的な境界が縮小する中で、価格形成や流動性の構造がどのように変化するのかが今後の焦点となります。
CMEの決定は、暗号資産デリバティブ市場が新たな段階に入りつつあることを示す動きといえます。
参考元:prnewswire
