NISA初心者が知っておくべきメリット・デメリット、おすすめ商品の選び方は?

NISAをはじめて利用する方は、NISAの仕組みや商品の選び方など分からないことだらけだと思います。
そこで今回は、NISAの種類からメリット・デメリット、おすすめ商品の選び方など、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
この記事を読んでNISAの理解を深めていきましょう。

少額投資NISAとは?

NISAは少額から投資ができる制度です。
投資に興味があるが多額じゃないとはじめることが出来ないと思っていた方には、はじめやすい投資になります。

NISAの3つの種類を押さえておこう!

まずは、NISAの種類について押さえていきましょう。

NISA

NISAとは、個人投資家の為に国が税制を優遇した制度になります。
毎年、120万円までを対象に非課税枠が設定されます。
また、対象の投資内容としては、株式、投資信託などの譲渡益・配当などが非課税となります。

ジュニアNISA

2016年から開始された未成年を対象とした少額投資非課税制度になります。
対象年齢が0〜19歳になり、毎年80万円分の非課税投資枠が設定されています。
こちらも対象の投資内容としては、株式、投資信託などの譲渡益・配当などが非課税となります。

つみたてNISA

2018年からスタートした比較的に新しい制度です。
つみたてNISAとは、名前にもありますように積み立てていくタイプのNISAになります。
目的としては、特に少額から長期・積立・分散投資を支援する為の非課税制度になっています。
購入できる投資額は、年間に40万円までです。
また、購入方法は累積投資契約に基づく買い付けに限られており、非課税の期間も長く20年間となります。
購入可能な商品も限られており、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託になります。

NISAのメリット

では実際にNISAのメリットはどういった点にあるのかを見ていきましょう。

配当金、譲渡益等が非課税になる

上記でも軽く説明しましたが、年間120万円まで投資・投資信託等で得られた譲渡益や配当金などが非課税となることです。
実際ならば20%が税金として対象となりますので、大変お得な制度となっています。

NISA制度は5年間継続できる

NISA制度は、5年間継続して税制を優遇することができます。
仮に、投資をはじめるとして最初の5年間は税が優遇されると、その間に投資家としての経験を積む事ができ、リスクが少なくはじめる事ができるので大きなメリットになります。

NISAのデメリット

また、NISAのデメリットについても確認しておきましょう。

一人一口座までとなっている

NISA口座の開口は一人一口座と決められています。
なので、口座開設した証券会社の手数料が高かったり、自分好みの商品がなかったりした場合に、新しい口座を作ることやすぐに切り替えることが難しいです。
そうならないためにも、自分に合った証券会社選びが重要となります。

NISAおすすめの金融商品は?

2つの運用方針を例に、NISAの使い方・金融商品を紹介します。

積極的に利益を追求

株式

主に国内株式と新興国株式を取り扱っている証券会社が多くなります。
株式だと投資する会社によっては、大きく値上がりする可能性もあります。
さらに新興国の株式ですと、さらに値上がり幅が大きくなります。
情報収集が長けている方に株式は向いていると言えるでしょう。

投資信託

投資の専門家であるファンドマネージャーが長年の経験などから運用してくれます。
商品によっては、株式よりも大きいリターンが得られる場合もあります。

リスクを抑えて投資

初心者の投資やリスクを最小限にして投資をしていきたい方に向けた投資内容です。

投信積立

投資信託の積立による投資方法で、少額から積立が出来ます。
最初に申し込むとあとは引き落としになるのが大半ですので、手軽に投資することが出来ます。

投資信託

別名「バランス型ファンド」とも呼ばれ、値動きの異なる投資先に投資される分散型の投資方法になります。
複数の値動きの異なる投資先に分散されるためバランスがとりやすい安心した投資になります。

つみたてNISAの対象商品とは?

つみたてNISAには対象となる商品が決まっています。
対象となる商品としては、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されています。

NISAをはじめる前に気を付けるべき5つのポイント

口座開設

各証券会社をはじめとして商品内容やサービス内容が異なる為、慎重に吟味してから口座を開口してください。

口座間移動・損益通算

NISA口座で保有している商品を、他の金融機関のNISA口座に移すことはできないので注意しましょう。
また、NISA口座で保有している商品を売却して損失が発生し、NISA口座以外の商品を売却し利益がでた場合は、損益通算の対象とはなりません。

非課税の対象となる配当金・分配金

株式の配当金・分配金は、証券会社を通して受け取る場合のみ非課税の対象となります。

分配金再投資とスイッチング

NISA口座内での分配金と再投資する場合やスイッチングする場合は、その分の非課税制度枠が残っていれば可能となります。
よって、非課税投資枠を使い切った場合には、非課税の対象とならないので注意してください。

特別分配金の取扱い

投資信託の分配金のうち、特別分配金(元本払戻金)には元々税金がかかっていないので、NISAの非課税を受けることは出来ません。

初めての投資はNISAがおすすめ!

NISAの特徴やメリット・デメリット・おすすめできる商品の選び方などをご紹介しました。
NISAは非課税となり簡単にはじめることができる制度ですが、口座を開く時は自分に合った証券会社を事前に確認してから選ぶことをおすすめします。
資産運用に興味のある方にはうってつけの制度になりますので、うまくNISAを活用していきましょう。

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