ビットコインは安全資産でないことを示した。29日の7%急落を受けて、著名な金(ゴールド)の投資家ピーター・シフ氏が厳しく批判した。

 

アルトコイン世界最大の取引所バイナンス(Binance)は8月28日日本時間15:00にレンディングサービスをローンチすると発表。バイナンスユーザーは対応した仮想通貨をレンディングサービスで利用することで、金利を得ることができる。

 

出典:https://www.binance.com/en/lending

 

バイナンスでレンディングできる仮想通貨

現時点でバイナンスでレンディングが開始できる仮想通貨は、テザーUSD(USD)、Binance Coin(BNB)、イーサリアムクラシック(ETC)の3通貨のみで、最も需要があるとみられるビットコインやイーサリアムなどの主要仮想通貨には対応していない。

レンディングには最大数の制限があり、USDTは1ロット100USDTで10000ロット、最大100万USDT(約1.06億円)となり年利10%、BNBは1ロット10BNBで50ロット、最大500BNB年利15%、ETCは1ロット1ETCで最大1000ETCとなっており年利7%となる。

 

出典:https://www.binance.com/en/lending

 

利率と固定期間

バイナンスはレンディングの総数を先着順としており、各仮想通貨により異なる。USDTが最も多い500万USDT、BNBが20万BNB、ETCが2万ETCとなり、8月28日日本時間15:00pmのデポジットから2週間の固定レンディングとなる。

つまりユーザーはUSDTをレンディングした場合、2週間の間は引き出せなくなることに注意が必要だ。9月11日の満期日にレンディングした仮想通貨を引き出せるようになり、この2週間で得られる利子率は

 

USDT:0.38%

BNB:0.57%

ETC:0.27%

 

となる。価格の変動リスクを考慮すると、レンディングを行うために購入するより、該当通貨の保有者が行うといいだろう。

 

レンディングリスクは?

本来取引所が提供するレンディングは、トレードを行うユーザーがショートを行うために”トレーダーに貸し出される”ものである。Poloniexのデフォルト事件などのように、ゼロカットのない取引所の場合証拠金以上の失いレンディングユーザーの資産がカットされてしまう例などがある。対してバイナンスのレンディングは7月11日ローンチしたマージントレードで使用されるものではなく、固定金利で提供しているためデフォルトリスクはないと見られる。

バイナンスによるとレンディングに対応する仮想通貨は今後拡大していくとしており、保有者の多いビットコインやイーサリアム、その他アルトコインも追加されていくという。

 

参考

Binance Launches Cryptocurrency Lending Products, Expanding Offerings Beyond Trading

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