ビットコイン(BTC)がなかなか下げ止まりません。最近はファンダメンタルズ的にもネガティブなニュースばかりに目が行きます。それもそのはず、私の場合ファンダ要因はテクニカル的に迷った時、わからない時に熱心に情報を拾いに行ってしまうので、あまりいい事ではありませんね。
買い下がりで耐えつつ、長期戦も視野に
さて、最近の大暴落では私のロングポジションはさらなる含み損を抱えていますが、相変わらず買い下がりを実行し続けています。もちろん、こんな2ヶ月以上も保有するとは思っていませんでしたので長期戦も視野に入れて取り組んで行きます。
BitMEXで長期ポジションを保有する際に痛いのはファンディングコスト(資金調達率)です。XBT/USDは限月のない無期限契約のため、先物と現物の価格調整を行うタイミングがなく、価格調整が1日に3回行われますが、ほぼロングがショートに支払う事が多く、私の場合ファンディングコストだけでも1BTC以上になっています。
これはポジションを清算した時にまとめて取られるのですが「実現損益」として計上され毎日変化しています。このコストは要注意ですね。
ビットコイン日足チャート(XBT/USD)
出典:BitMEX (10/25現在)
テクニカル分析:一目均衡表
改めてチャートを見ると、9/23の10,000ドル割れのところから、相場の様子が変わった事がわかります。価格は急落後も相場が回復せず、1ヶ月後の10/23に再び急落。8,000ドルを割れてしましました。
この時の下げ幅は9月の暴落よりも小さかったのですが、それでもBitMEXのロングホルダーのロスカットはなんと3万BTC。これはかなりの痛手です。この1ヶ月で2,000ドル以上の下落を見せたBTC相場。底値反転はあるのでしょうか?
ビットコイン15分足チャート(XBT/USD)
気になる点としては、急落後の戻りが小さい事です。最近のBTC相場では「急落→反発せずもみ合い→さらに急落」になっていて、出来高も増えません。
価格が少し上向き調子の時も、大抵は戻り売り勢の売り圧に押し戻され、要所要所で上値のアタマを抑えられている感じです。急落後はなるべく早く上昇に転じないと(ここに時間を要すると)なかなか相場が回復しません。
また、下落である程度売り圧を解消すると相場は買いに転じる(買いが増える)という期待にも答えていない所を見るとまだ「売り圧」が解消されていないのかもしれません。
ビットコイン(BTC)の下げ止まりはどこに?
10,000ドル割れからの現在まで、下げ止まりと反転を期待する節目がありましたが、ことごとく割られ、現在の7,450ドル台まで来ています。この水準は今年5月のゴールデンウィーク明けの上昇が一息ついた価格帯です。ここをこなして更に上げ幅を拡大したポイントなので、出来ればこの地点で下げ止まって欲しいです。
また下抜けてしまった場合、2018年11月のBTC価格が「2017年12月の再来と上昇を期待されていたのに、まさかの急落で3,000ドル台をつけてしまった」冬眠相場の入り口地点である「6,400ドル」が意識されます。
まとめ
BTCの上昇相場が一服し、現在は下げ相場になっていますが、売り勢が元気でも構いません。一番怖いのは、2018年からの冬眠相場のようにBTCのトレードがあまり話題に上らなくなる事です。相場が活気付くためにも、BTC価格の反転から続く上昇に期待します。
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