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センタリング

ようやくビットコインが米ドル建て(BTC/USD)で1万ドルを回復しました。これは2019年10月以来3ヶ月半ぶりとなります。今後の動向について一目均衡表を用いて考察します。

一目均衡表の三役好転とは?

テクニカル分析で一目均衡表という日本産のインジケーターがあるのはご存知かと思います。これは私が為替(FX)のトレードで最も多用しているツールの1つです。この一目均衡表で最強とも言われる買いシグナルが「三役好転」です。

現在、この三役好転がBTCのチャートに出現中、私のBTC買いポジション継続を支えてくれているシグナルになっています。日本で発明されたとはいえ一目均衡表は、海外でも「ichimoku cloud」と呼ばれ、多くのテクニカルトレーダーに使われています。なのでクリプトでも十分通用するものです。「一目」という名の通り、ひと目で見れば相場の趨勢が分かるので、おすすめインジケーターの一つです。

三役好転の条件

一目均衡表は、価格(ローソク足)と5本の線(基準線・転換線・遅行スパン・先行スパン1・先行スパン2)によって構成されています。その5本の線の位置や組み合わせによって相場を分析します。三役好転は以下の3つの条件を満たさなければなりません。

  • 条件1:転換線が基準線を上抜ける(均衡の好転)
  • 条件2:遅行スパンが価格を上抜ける(遅行の好転)
  • 条件3:価格が雲を上抜ける(三役好転)

BTC/USD 日足チャート


出典:Tradingview BTC/USD 2月9日時点

テクニカル分析:一目均衡表(ichimoku)
三役好転の順番は条件①→②→③の順に達成するのがベストです。(今回は②→①→③)

チャート上で三役を見てみましょう。

条件②(遅行の好転)

遅行スパンは、現在の価格を26本分(日足なら26日分のローソク足)を後ろへずらした線です。このラインで今と過去の価格を比較します。②の遅行スパンの価格上抜け達成は、「現在価格が過去の価格を上回った=買いサイン」とみます。

条件①(均衡の好転)

転換線の算出方法は「(直近9日間の高値+安値)÷2」で、基準線は「(直近26日間の高値+安値)÷2」です。これは短期:9日、中期:26日の値幅の中心を表したものです。移動平均線的な表現で言えば「短期線が中期線を下から上へ抜ける=ゴールデンクロス」という感じです。

条件③(三役好転)

③の雲は、(先行スパン1と2で囲まれているエリア)これまでの価格動向の範囲を示していて、遅行スパンとは逆に現在価格より26本分、未来方向へずらしたものです。ということは、現在の価格は雲のエリアを意識してしまう事から、雲がサポートやレジスタンスとしてワークします。「雲を抜けた」ということは、過去の価格から解き放たれ、新しい展開になるという見方ができます。

日足チャートを見ると、①と②の条件は2019年12月に達成しています、しかし決め手である条件③がなかなか出ませんでした。これが2020年1月14日に達成し、強い上昇トレンドへと転換していることが分かります。

雲離れ後のチャート展開、上昇トレンド継続

三役好転後のBTC相場を見ると、押しは作るものの、陽線が多くなり上昇トレンドが決定的になっています。そして2月に入り雲がねじれ、「陰転雲」から「陽転雲」に転換し強い上昇となりました。

また5本の線(転換線・基準線・遅行スパン・先行スパン1、先行スパン2)の角度を見ると、どれも理想的な右肩上がりになっている為、まだまだ強気相場が続きそうです。

トレンド転換のポイント

現在のような相場の場合、私が注目しているのは、「雲とローソク足との乖離」です。安定的に空間を確保しながら上昇して行き、乖離が大きくなった後、相場転換の兆しが現れます。そうなると上昇の勢いが弱まり(ローソク足の実体が短くなる、または上ヒゲ出現)徐々にローソク足が雲に吸い寄せられてしまいます。

「遅行スパン」の動きにも注目です。上昇トレンドの際、遅行スパンは価格よりさらに大きく乖離し、自由な空間を上へ向かって進んでいるように見えます。これが、遅行スパンの頭が横向き〜下向きに変わってきたら注意し、価格や雲に近づいて来るようだったら手仕舞いを考えます。

現在のBTC/USD日足チャートでは、遅行スパンはまだまだ上へと登っていきそうです。ここはしばらく買い持ち継続でいいのではないでしょうか?

まとめ

一目均衡表の「三役好転」は、チャート上でも頻繁に起きるわけではありません。ですから三役好転が点灯したら、買いタイミングです。さらに、価格が雲を抜け上昇したら、そのトレンドが継続しているうちは焦らずに、トレンドに沿った売買プランを立てた方がいいでしょう。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

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